ダイビング 知識&技術」カテゴリーアーカイブ

ダイビングを始めたての頃の方へ。知識を正しく理解して、自分の技術にし易いように。オープンウォーター取得後に一度見直すと良いことや、講習では教えてくれないことなどを紹介します。

フリー潜行、ロープを使わない潜行方法

ダイビングのフリー潜行、ロープを使わない潜行方法

潜行ロープ無しで潜る。やり方を整理すれば、とても簡単。
とても簡単だけど、細かいことを話すと説明が長くなる。
だからOWではちゃんと教えない人も多いのかもなー、と思うことが多いことをまとめておきます。

潜行方法で大事なことは
【落下を止める】
【耳抜き】
【落下】の繰り返し。
最後はひざをつかない。フィン先で着底。

1.息を吸えば止まる。
2.耳抜き。
3.息を吐けば沈みます。

↑着底まで繰り返し。

簡単だけど大事。覚えておいてくださいな。

▼このページの内容▼(ページ内リンク)

大雑把・フリー潜行全体の流れ

ダイビングのフリー潜行で大事なことは、浮力調整と耳抜きを常に行うこと。水面での潜行準備は、まず耳抜き。BCの空気を抜いて、息を吐き切ると沈みます。潜行直後に体を寝かせて、水の抵抗を受けることで、落下のスピードをコントロール。最後の着底は膝をつかない、フィンの先からゆっくりと着底する。
フリー潜行、大体の流れ

最初に全体をばっと説明します。その後で細かいこと。

1.準備

「水面で」耳抜きを一回。
BCの空気抜いて、息を吐くと沈む。

2.潜行直後のワンポイント

必ず前傾。体を前に倒す!
(なれたらどんな姿勢でもOK、最初は基礎です。)

3.潜行

⇩潜行・落ちてく
①吸うと「止まる」
②耳抜き
③吐くと「沈む」

この①~③の繰り返しです。
吸っても止まらないときはBCに空気を入れます。

1.準備

①「水面で」耳抜きを一回します。

水面付近が一番、圧力の影響を受けるからです。(語弊あるけど無視してね)

潜った直後、50cmとか1m。
鼓膜が一番へこみ易い水深です。

水圧の影響をたくさん受けた後で、耳抜きをするのは力がいる。
耳によくない。
なので【潜る前】、水面で耳抜きをしてから潜行。

体積変化が大きな浅い場所、潜る直前に水面で耳抜きをすることで、鼓膜を外側へ膨らませることができます。潜ったらそれがもとに戻ってから、内側へへこみ始める。痛みを感じるところまで、ワンテンポ遅らせることができるので、耳抜きを失敗しにくいです。

鼓膜を外側に膨らませて潜れば、潜行後に普段通りに戻って、へこみ始める。
圧力の影響が大きい潜行直後。
先に水面で耳抜きすると余裕ができるのです。

②BCから空気を抜いて、息を吐き切る。【沈む】

覚えておくのは3つ。

  • インフレーターホースから手を離さない
    空気調節はいつでもできるように
  • オーバーウエイトを警戒 空気抜くのは少しずつ
    意図しない潜行は、鼓膜を痛めるよ
  • 息はしっかり吐き切って!

インフレーターホースは、潜行中に何度か操作します。
深ければ深いほど操作する回数は多くなる。
慣れないうちは着底まで、ずっと持ってればよいのです。

空気をいっぺんに抜いて、がばっと沈みそうになっても、慌てず空気を入れることもできる。そんな意味でもインフレーターホースは持っておくとよいです。

特に重要なのは、息を吐き切ること。
ぜーはーぜーはー言ってると、沈まない。
息を吐ききってから、しばらく吸わないとうまくいく。
ちなみに、オーバーウエイトの場合は、BCの空気抜いた瞬間にサッと沈み始めるので、ウエイトの調整には気を付けて下さい。

水面で耳抜きして、BCから空気抜いて、息を吐き切る。
次のステップへ。

2.潜行の姿勢

最初は基礎【姿勢は前傾】。
潜行スピードを抑えられる、姿勢の維持が楽なためです。

体で抵抗を受ければ、潜行スピードが遅くなります。
この後出てくる【止まる・耳抜き・潜行】の手順をゆっくり行う時間ができる。
なので、なれるまで、水中へ沈み始めたらすぐに【体を前に倒す】。

タンクの重みで、背中から落ちる方がいますので、それも防止できます。

素早く潜行したい時などは、体の抵抗をなくすように縦に潜ったりしますので、
慣れないうちの基本形だと思っていて下さい。

3.潜行

落下スピードをコントロールする。
できないと、鼓膜にダメージ・着底時に刺されるなど、よくないことばかり。
この項目がとても大事です。

ちょいと復習します。
息を吸って、肺を膨らませると浮く
息を吐いて、肺をしぼませると沈む
基本的な、肺を使った浮力コントロール。

それを覚えておいて、潜行方法。

【落下を止める】
【耳抜き】
【落下】の繰り返し。
最後はひざをつかない。フィン先で着底。

やることは簡単。

息を吸えば止まる。
耳抜きをする。
息を吐けば沈みます。

さあ繰り返し。

息を吸えば止まります。
耳抜きします。
息を吐けば沈みます。

繰り返すだけ。簡単でしょ。

上の動作に【BCに空気を入れる】ってのが入る。

沈めば沈むほど、ウエットスーツの浮力はなくなる。浮かなくなる。
2m潜れば、息を吸っても止まらない
BCに空気を入れて下さい。

なので正確には…

  1. 吸って【止める】
  2. (必要ならBCに空気入れる)
  3. 耳抜き
  4. 吐いて【沈む】

止めて、耳抜いて、沈んでの繰り返しです。
説明は長いけど、理解すると単純で簡単。

これで、下向きにフィンを蹴ることなく、
着底するときには中性浮力を取れた状態で着底できます。
息を切らさない楽な潜行、そのあとも楽です。

最後着底するときは、ドスンって膝をつけないように。
膝が付いたら、BCに空気が足りてないのです。
(ただ、膝つけると楽なことも多いので、
 安全を確認してから、BCの空気を少し抜いて膝をつけるように。)

ダイビング中、常に中性浮力が基本です。

ダイビングコンピューターの仕組み、まとめページ。仮想組織、気をつけること、何をしたら良いか。これでダイビングコンピューターについてはお終い。

ダイコンの仕組み、仮想組織と減圧症。まとめ

最後に結論、守ること、 大事なこと。 窒素計算の細かい仕組みをまとめて紹介します。

ダイコンの表示時間、何を表してるの?

ダイビングコンピューターに表示される時間、NDL無限圧限界時間。
体の中に窒素がいっぱいになるまでの時間、それを少し詳しく。

ダイビングコンピューターが表示する時間、NDL。窒素が100%になるまでの時間と教わっていると思いますが、正確には少し違いがあります。体の中のどこかの組織で窒素が100%になる時間のことなのです。

ある組織に100%窒素が溜まったときに、減圧停止をしないで浮上をしたら減圧症になります。減圧停止が必要にならないで潜れる時間が、NDL無限圧限界時間。オープンウォーターではこんな感じで習いますが、ここではもう少し踏み込みます。

ダイコンに表示されているNDL。
体の【どこかの組織に100%溜まるまで●分】って意味です。
窒素の総合量ではありません。「どこかの」組織、1つだけ。

水深に応じて、ダイビングコンピューターが自動で組織を選択します。
注目するのは、速い~遅い組織のどれか一つで、時間を判断していること。

ダイコンが自動で組織を選択!

ダイビングコンピューターは水深に応じて自動で組織を選択する

ダイビングコンピューターはNDLを表示するのに、
その場の水深に応じた1つの組織を自動選択して、時間が表示される仕組みになってます。
何で?ってお話しへ。

水深10m、NDLは【遅い組織】で計算

水深10mにいる時、
試しに【速い組織】で窒素計算をしてみましょう。
NDLが無限(潜水時間・無制限)となってしまう、使い物になりません。

水深10m【速い組織】で窒素を計算すると

水深が浅い場所で、窒素吸収が速い組織を元に計算してしまうと、NDLが無限になってしまう。これは速い組織を穴が開いたバケツに例えたときに、水(窒素)が漏れるのが速すぎて水が満タンにならないのと同じ。

水深10mなどの浅いところで、満タンまで「5分の組織」で考えてしまうと、
いつまでも、窒素が一杯になりません。排出が速すぎるのです。

水深10mにいて、制限時間が無限ってことはないですね。
遅い組織には窒素が溜まってる。

浅い水深で、【速い組織】を元に計算してしまうと、
使い物にならないデータが表示されてしまいます。
そのため、浅い場所では、遅い組織を元にして計算します。

水深30m、深い場所。【遅い組織】で計算すると

逆のパターン。
深い場所、遅い組織で考えてしまうと、使い物になりません。
深い場所は速い組織を元に計算します。

深い場所で遅い組織をもとに計算してしまうと大変な事が起こる。もし、遅い組織を元に計算してしまうと、窒素は速い組織から順番に溶けていくため、速い組織が100%になっているのに、ダイビングコンピューターにはあと80分と表示されてしまう。まるで使い物にならないため、深い場所では速い組織を元に窒素計算をする。

もし、【遅い組織】を元に計算したら、
速い組織が先に100%になっていても「あと80分」なんて表示出します。
ダイビングコンピューターとして、使い物にならないですね。

ダイコンは水深で、自動的に組織を選択

こんな理由から、
ダイビングコンピューターは、
速い~遅い組織の中から自動的に一つ選択して、それを元に計算しています。

肺から骨まで、速い組織~遅い組織をダイコンが自動選択して、窒素の量を計算しています。

ダイビングコンピューター、仕組みのまとめ

簡単な仕組み

  • 窒素吸収が速い~遅い組織【仮想組織】を使う
  • 速い~遅い組織の中から、水深に応じて選択された組織を元に計算

体組織の特徴

  • 窒素吸収が速い組織は、抜けるもの速い
  • 窒素吸収が遅い組織は、抜けるのも遅い
  • 減圧症は、遅い組織が原因となることが多い
  • ダイコンの指示を守っても、
    遅い組織に窒素を溜め込みすぎると減圧症になる可能性がある
    車での高所移動、お酒なども引き金に
  • 重篤な症状が起こりやすいのも、遅い組織が多い

ダイコンの仕組みが原因、おこる弊害リスト

  • どれか1つの組織を「NDL▼分」と表示するため
    どの程度体に窒素を溜めたか、全く認識できない
  • 危ない丸山さんの話、「あと20分」、田崎「あと5分」。
    表示時間だけ比べても、危ないほう(減圧症の危険性)は分からない
  • 「NDL▼分」を信じてギリギリまで潜ると、体内に窒素を溜め込すぎる
  • 浅い場所に戻るとNDLは長く表示される。
    窒素が抜けた間隔になるが、実際は水深5mでも窒素を溜めてる組織がある
    これがダイコンには表示されない

最後に、これが良い・まずい。補足

以前にお話した同じ内容も含まれますが、最後にまとめ。
とりあえず、これを意識してリスト。

何をしたら減圧症のリスクを減らせる?

どんな時も、模範潜水を心がけること。最初に深く、徐々に浅くする潜水方法は、減圧症のリスクを大幅に減らすことができます。逆に最初に浅く、最後に浅くするリバース潜水や、同じ水深に長時間留まるような、箱型潜水は減圧症リスクが高まります。
  • OWでやった模範潜水を心がける
    水深は「初めに深く、徐々に浅く」
    2本目以降「MAX水深を浅く」する
  • ダイコンが示す時間「あと▼分」は分で窒素を溜めすぎ!」と捉える
    「あと▼分大丈夫」ではない
  • 連続日数を潜るなら、控えめに
    1日の本数が多いほど、連日潜るほど、体に窒素が溜まる
    心配な時には「水深を浅く、時間を短く」
  • 15m~21m程の中層に長時間いるダイビングは危ない(箱型潜水)
    実はダイビング初めにDecoを出すより、こっちの方が危ない

中層に長く留まらない、減圧症リスクを減らす

15m~21m程の中層で長く留まるダイビングは、体に窒素溜めすぎます。

その水深は、速い~遅い全ての組織に窒素を溜めるのに、十分な水圧がある。
プラスして、NDLの表示時間がやや長いので、滞在時間が伸びがち。
心理的な理由もあって、体に窒素を沢山ためやすい水深です。

前ページの危険な丸山さん、こんなもぐり方をしてた。
18mで永遠と、 残り5分まで ベターっ。

2人のダイバーを比べて、窒素の量がどのように変化するか表してみた。中層18mで永遠とダイビングをしていた丸山さんは、体中に窒素を溜め込んでいますが、田崎さんは、残り5分の状態でも、体にそれほど多くの窒素を溜め込んでいません。

水深18m、危険な丸山 vs 水深30m、田崎。
残り「あと5分」。

危険な丸山さん

15m~21m程の中層に長く留まると、体の全ての組織に少しずつ窒素を溜め込みます。NDLが長いため、ぎりぎりまでいると、体内に満遍なく窒素を溜めてしまい、減圧症のリスクが大幅に高くなるので注意しないといけない潜水パターンです。

危険な丸山さん。
彼が行ったこの日のダイビングは、全組織に窒素を溜め込む水深に長時間。
18m付近のNDLは長め、長時間滞在しがち。全身に窒素をため続けました。

このとき、ダイコンの表示時間は後5分。

田崎は30mまで行った。残り5分

ダイビングの初め、深い場所で残り時間が少なくなっても、体の中にはそれほど多くの窒素は溜めていません。深い場所はもともとNDLが短く表示されるので、残り5分の表示はそれほど焦る状態ではないのです。

田崎さんの水深は深い。速い組織にさっと窒素が溜まります。
当然NDLは短く表示される。遅い組織に溜め込む前に、浮上を始めるはず。
(しないとDecoでるよ。)
ただ、体の中には、それほど多くの窒素を溜め込んでいないのです。

このとき、ダイビングコンピューターの表示は同じ「あと5分」。

ちなみに、速い組織に溜まった窒素は抜けるのも速い。
もし、ダイビング初めに深いところでDecoを出しても、速い組織の窒素は早めに抜けるし、遅い組織にはそんなに溜め込んでいないので、危険性は低いのです。
(Decoは推奨されないよ)

ダイビングコンピューターの仕組みについては、これで終わり。
水分不足って意外と減圧症の原因になりやすいので、
ドライを着る人もちゃんと水分とってから潜ってね。

ダイビングコンピューター仕組み 全体リンク

▼さわり部分、適当に知りたい方向けLv.1

▼専門用語を使わず、少し詳しくLv.2~4

ダイビングコンピューターの仮想組織、窒素吸収が速い・遅い。各組織についての特徴をまとめたページです。

仮想組織と減圧症、窒素吸収が速い・遅い

速い、遅い。違いは何だ? 仮想組織と窒素の関係。
窒素吸収が【速い・遅い】組織の違い、減圧症リスクを減らすために必要な知識。
をお話したいと思います。

▼このページの内容▼(ページ内リンク)

▼さわり部分、適当に知りたい方向けLv.1

▼専門用語を使わず、少し詳しくLv.2~4

吸収が【速い】組織=排出も速い

窒素吸収が速い組織は、肺など。それらについてお話していきます。

吸収が速いと、排出も早い。

肺の話で例えると、
潜行して初めに、窒素が「濃い空気」にふれるのは肺。
浮上して初めに、窒素が「薄い空気」にふれるのも肺。

吸収が速いと、同時に排出も速い理由。

速い組織の特徴。バケツに例える

窒素吸収が速いと、排出も早い。
抜けるのが速いから、浅くて圧力が少ないと窒素が満タンになりません。

窒素吸収が速い組織は排出も速い。水深5mのように浅い場所では、窒素が抜けるのが速すぎて満タンになりません。これはバケツに穴が空いていて、上からちょろちょろと水をたらしても満タンにならないのと同じです。

例えば「5分で窒素が満タン」の速い組織。
浅いところではこんな感じで窒素が溜まらない。
出ていく水(窒素)が多くて、溜まらない。

排出が早くても、深ければ窒素が溜まります。

窒素の吸収・排出が速い組織を窒素で満たすためには、高い圧力が必要です。窒素の排出が早いため、バケツに例えると、大きな穴が開いたバケツの様なものに、水を注ぎ込むようなものです。

速い組織、を満タンにするには水圧が必要です。
吸収・排出が【速い】。
こんな特徴を抑えて、遅い組織の話しへ。

窒素吸収が遅い組織=排出も遅い

速い組織の逆なので、吸収・排出、両方とも遅い。簡単。

窒素吸収が遅い組織の特徴についてお話します。体の部位で言うなら、骨とか肉とか、体の中心に近い部位です。

【遅い組織】をバケツに例えて、特徴を。
深い場所でも、速い組織と比べると窒素吸収が遅い。

速い組織の逆で、遅い組織は、窒素の吸収と排出、両方共遅いです。30mのように深い場所でも、速い組織と比べると、遅い組織は吸収が遅いです。

何度も言うけど、窒素吸収が遅い組織は、排出も遅い。
浅い場所でも窒素が溜まる原因に。
実は、5m安全停止中に窒素が溜まります。

安全停止中に、速い組織と遅い組織を比べてみましょう。

遅い組織は安全停止中でも、窒素が溜まる

安全停止中、多くの組織からは窒素が抜けます。
・・・が、遅い組織には窒素が溜まるのです。

遅い組織の特徴で、大事なことは、安全停止で5mにいる最中も窒素を溜め続けていることです。安全停止中には速い組織からのみ、窒素が抜けています。

排出が遅いと、浅いとこでも窒素を溜め込み続けます。
少しづーつ、 少しづーつ 、窒素が溜まります。
じわーっとしみこみ続けるイメージ。

安全停止って、窒素が抜けるって教わったはず。

安全停止で、窒素を溜める組織がある。
これはダイビングコンピューターには表示されません。

水面下に潜れば、窒素吸収が遅い組織は、ずーーーーっと窒素を溜めてます。
浅くてもです。
知らないと、浅い場所なら大丈夫でしょ?みたいなことで減圧症になる事があります。

(よほど特殊な潜水をしなければ、大丈夫なことが多いですが・・・。
 とある撮影の為、1週間近く、5m程の場所に半日以上潜り続けたダイバー。撮影の最後に船のイカリが引っかかっているのを取るため、水深7-9mに入って浮上。それで減圧症になったことがあるらしいです。)

重度の減圧症の引き金になりやすいのは、窒素吸収が遅い組織です。

模範潜水を行った場合の窒素を見てみる

ちょいとブレイク、全然違う話を挟む。
とある日の模範潜水でダイビング、窒素をイメージ化。

模範潜水をした場合の窒素量を、ダイビングの①最初のころ②浮上中③ダイビング後に分けて書きました。

ダイビングを終えると、大体こんなグラフになります。(やや適当に書いてます)

減圧症を考える時に重要なのは2つ。

  • 全体の窒素
  • 遅い組織の窒素

この2つを知ることです。
次の話しへ。

まっ丸山ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

さてここで、丸山さんと、田崎さんが潜水してたので比べます。
分かり易い窒素グラフを書きました。
どちらが、減圧症の危険性が高いと思いますか?

問題です、どちらのダイバーが減圧症の危険性があるでしょうか

さっきの2つ、①全体の窒素量、②遅い組織の窒素量を比べる。
両方、丸山さんのグラフが多いです。
圧倒的に窒素量が多い。

丸山さんが危ない!
丸山さんは、危ない丸山さんになりました。

ですが、ダイビングコンピューターはこんな表示を出してます。

ダイコンの表示時間は・・・?

ダイコンの表示時間はこれです。
どちらが危ない?

危ない丸山、模範潜水を行ったダイバー田崎のダイビングコンピューターを比べると、危ない丸山さんの方がダイビング可能時間が長く表示されています。

えー。

危ない丸山さんの方が、表示時間が長いのです。
窒素を沢山溜めているのに、さらに長い時間いたら危ないよ。
意味を知らずに、ダイコンの数字だけを見てると、こんなことが起こります。

NDLを確認できても、体に溶けた窒素の総量は分かりません。
表示時間を見ても危険性は全く分からない、のです。

心理的に、数字が見えると安全のように見える。
この違いがダイコンに表示されないため、
ダイコンの指示を守って減圧症になる人が増えたそうです。

丸山ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

こんなことを頭に入れておいて、一番最後のまとめへ。
これが起こる理由とか、気をつけることとか。
全部のまとめで、ダイコンの仕組みについての話を終わりにします。

ダイビングコンピューター仕組み、最後の記事へ

ダイビングコンピューターが窒素計算に使う仮想組織について。M値やハーフタイムなどの言葉を使わずに出来るだけ簡単に仮想組織についてまとめました

ダイビングコンピューター、減圧症と仮想組織

仮想組織とは。専門用語を使わず、真面目にダイビングコンピューターをまじめに説明するページです。(それでもM値とか、ハーフタイムって言葉は使いません。できるだけ分かり易く。)

▼このページの内容▼(ページ内リンク)

▼さわり部分、適当に知りたい方向けLv.1

▼専門用語を使わず、少し詳しくLv.2~4

出てくる専門用語について。

本当に最低限の言葉で、可能な限り日常会話で説明します。
M値、ハーフタイムって言葉を知りたい場合には、ご自分で調べてみて下さい。
(分からなくても平気。ただ、説明で正確な言葉の定義が少し違うところが多々あります。)

ここで知っておいて欲しいのは、オープンウォーターで習った言葉
減圧停止、安全停止、NDL、DECO(デコ)

分からない!って方は前ページのここをみてください。

ダイビングコンピューターには、窒素を計測するセンサーが無い

老人、子供、性別、体調。ダイビングコンピューターは全ての個人差を考えずに窒素の量を計算します。使用時はこれを意識して使う事が重要です。

ダイビングコンピューターの不思議。体に装着するセンサー類はありません。
実際に窒素を計測してないのに何故窒素量が分かる?
ある程度適当で、ある程度信頼できる方法で窒素を計算してます。

意識して欲しいのは、体格、性別、年齢などの個人差は全く考えていないこと。
子供と大人は、条件が違う。
でも、一緒に潜ったら全く同じNDLを表示します。

また、いつもは平気なはずのダイビングでも、水分不足の理由だけで減圧症になる事もある。
条件に応じて控えめなダイビングをするなど、自分でコントロールする必要があります。

読み飛ばして平気な注意書き

※実はダイコンの中で計算している減圧理論は完成した物ではありません。
【指示を守っても】窒素を溜めすぎて、減圧症になる可能性がある。
万能ではないので、自分で安全マージンを作らないといけません。

※USネイビーダイブテーブルを元に考えていますが、
深度が頻繁に変わる現在のダイビングスタイルには対応しきれていないとのこと。
(水深に応じて、リアルタイムに窒素量を計算するには、昔から使われていた計算方法では十分ではないため、指示を守って減圧症になる人が多くなったみたいです。)

※ダイビング用品メーカーTUSAのホームページの文言をご紹介(一部、言葉をまとめてます)
”ダイコンは、臨床的、統計的に危険なラインを指示しますが、体調不良など、条件・個人差などの要因で、もっと手前が危険なラインとなることが十分にあり得る。
富士山に登った時に、7合目や8合目で高山病になる人もいれば、山頂まで全く平気な人がいることと同様”と、言うことです。

ダイビングコンピューターと仮想組織。窒素の計算方法は?

仮想組織の考えかたは簡単、体の中に、窒素吸収が早い・遅いがあるはずと捉えて、沢山並べるのです。

結論を先に。
ダイビングコンピューターは仮想組織(コンパートメント)を元に、窒素の計算しています。
なんじゃ、それ?

仮想組織って何よ?

体の中で、様々な組織に窒素は溶け込みますが、順番があるはずと考えました。

ダイビング中、体に窒素が溶け込みます。
窒素が溶けるのが【速い・遅い】ところがあるはず、と誰かが考えた。
窒素は、溶ける順番があるのだ。

人は肺で呼吸をしますが、ダイビング中も同じ。
肺の細胞・組織は、一番はじめに窒素の濃い空気に触れます。
最初に窒素が溶けるのは「肺」と予測ができるのです。

  • 体の中心にある「骨」は窒素が溶けるのが遅いかも?
  • 血液は左側の動脈を通って右側へ。左手より右手の方が遅いかも?

【速い・遅い】がある、ことは想像できます。

でも
「右ひざ、●分」
「左腕の骨、●分」
で溶けるかなどは、個人差もあるし、調べる方法がありません。

どの組織が●分と、特定できずに困りました。
それでも「10分で窒素が一杯になる組織」が体中にあるのは間違いない・・・。

で、どうしたか?

  1. 窒素が「●分で一杯になる組織」は沢山ある
  2. 「10分で一杯になる組織」「20分で…」「30分で…」と、
    時間で分けて、並べまくった

結果、体中の組織を計算できるように。
絵も交えて、それがどんな感じになるかをお話しします。

ちなみに、理論上で考えた組織だから「仮想組織」って呼んでます。多分。

「●分で窒素が一杯になる組織」
机上の論ですが、実際には必ずある。
とりあえず、次へ進みましょう。

仮想組織を沢山並べる

窒素の溶け方は徐々に徐々に、体の心まで到達していきます

血液は速い、骨は遅い、肉はそこそこのスピード。
部位は特定できないけど「●分で一杯になる組織」は、体の中に沢山あります。

「●分で窒素が一杯になる組織」を、順番に沢山、並べてみましょう。
「5分で窒素が一杯になる組織」「8分で一杯」・・・「635分もかかる組織」と並べる。
細かい数字はスイスのビュールマン教授が考えたらしい。(この説明は、ここではなし!)

仮想組織、●分で窒素が一杯になる組織を並べていくと、このように、窒素を可視化できるグラフのようになります

すると、体の隅々まで対応できる表になります。
各部分の窒素量を、計算できるようになるのです。

ダイコンは、仮想組織を一つ一つ、ばらばらに窒素計算します。
グラフみたいに窒素が溜まる。
100%になるまでの表示時間(NDL)と、100%になったら警告(DECO)を表示します。

これがダイコンの大雑把な仕組み。

ここからが重要

幾つか、自分で気をつけないといけないことがあります。
重度の減圧症の引き金になりやすいのは、窒素吸収・排出が遅い組織。

一体何の話?ってことで順番に。
まずは、この仮想組織について、もっと詳しく説明します。

と言うことで、次のページへ!

読まなくて平気な独り言、一応の注意書き

※この先も、ハーフタイムとかM値って言葉は無視して説明します。
※ビュールマンの数字は、現在のダイビングコンピューターで一般的に使用されています。
本来、ダイビングの目的(長時間潜水)などによって変化させないといけないはず?ですが、別の話しになるので、ここでは省略。

分かり易さを一番にして説明します。

次は組織の違い。速い・遅い…へ。ダイビングコンピューター仕組み

ダイビングコンピューターは仕組みを理解しないで使うと、減圧症のリスクを増やすことになります。が、詳しい仕組みを知らなくても、何をすればよいか知ることで、リスクを減らせる。このページでは、大雑把にお話したいと思います。

減圧症リスクを減らす、ダイビングコンピューターの正しい使い方

可能な限り簡単に、ダイコンの仕組みと窒素計算についてお話するページです。
ダイコンが普及して、ダイコンの指示を守ったら減圧症になった人が増えたらしいですが、仕組みを知ることがとても重要です。もしかしたら、オープンウォーターでは習わないかも。知っておいた方が良いことを、ざっくりと説明します。

このページは「 適当に知りたい」人むけ。
全てざっくりした話しでまとめます。

しっかりと知りたいと思ったら、次のレベルへ。

▼このページの内容▼(ページ内リンク)

▼このページ。適当に知りたい方向けLv.1

▼専門用語を使わず、少し詳しくLv.2~4

早速ですが、どちらが危ない?
・ダイビングを始めてまもなく、水深40mでDeco
・水深18m程の場所でダイビング中にDeco

この違い、専門用語を知らなくても分かるように、日常会話の言葉でお話します。
(M値、ハーフタイムとか、全て無視します。できるだけ簡単に。)

結論、減圧症のリスクを減らすためには。何をするか。

オープンウォーターで習った模範潜水は、最初に深い場所、徐々に浅くする。最後に深い場所へ行くリーバス潜水や、長時間一定水深に留まる箱型潜水は推奨されません。
  • OWでやった模範潜水を心がける
    水深は「初めに深く、徐々に浅く」
    2本目以降「MAX水深を浅く」する
  • ダイコンが示す時間「あと▼分」は分で窒素を溜めすぎ!」と捉える
    「あと▼分大丈夫」ではない
  • 連続日数を潜るなら、控えめに
    1日の本数が多いほど、連日潜るほど、体に窒素が溜まる
    心配な時には「水深を浅く、時間を短く」
  • 15m~21m程の中層に長時間いるダイビングは危ない(箱型潜水)
    実はダイビング初めにDecoを出すより、こっちの方が危ないのです
    (推奨はされませんが…このページ下の方で説明します

簡単な言葉のチェック

オープンウォーターで習う、4つの言葉。
NDL無限圧限界時間・Deco(デコ)・減圧停止・安全停止。
なんだっけ?って思いだせるように、簡単な説明。

NDL無限圧限界時間、Decoデコ、減圧停止と安全停止。どれもダイビングコンピューターに表示される、覚えないといけない言葉です

言葉のおさらい、この後にダイコンの仕組み

【NDL 無限圧限界時間】
あと○分、潜ってOKとダイコンに表示される時間。
守らなかったときに、警告音とともにDecoが表示されます。

【Deco】デコ
英語でDecompression、「減圧」って意味です。
ダイコンの表示時間をオーバーすると表示されます。
これが表示された場合、普段の浮上方法では減圧症になる可能性が非常に高い。
浮上前には、減圧停止が必要になります。体に窒素が溜まり過ぎ。

【減圧停止】
減圧(体の中の窒素を抜く)為にする停止。一定水深で停止します。
●メートルで 「●分停止後」に浮上…と、Decoがでるとダイコンが指示を出します。
Decoを出して、減圧停止をせずに浮上すると減圧症になります。

【安全停止】
安全の為にする「5mで3分間」。
浅い場所に戻ると、大体のダイコンが自動でカウント。
勘違いされ易いのですが、安全停止をしなくても減圧症になるわけではありません。
あくまで、安全の為に行う停止。

ダイビングコンピューターの仕組み

ダイコンが行う窒素計算は少しくせがある。
水深ごとに担当者がいます。(数字は説明し易いように適当です)

  1. 各・担当者が、窒素を計算して報告
  2. 誰か1人、報告がダイコンに表示

あなたには、今いる水深の担当者1人だけの報告が見えています。

ダイビングコンピューターは特殊な計算方法で窒素を計算しています。水深ごとに担当者が沢山いるイメージで、誰か1人の報告がダイビングコンピューターに表示され、あなたに伝わります

例えば、水深18mで泳いでいると【3F課長の意見だけ】があなたに見えます。
他フロアの報告は見えない
このページでは説明しませんが、仕組み上、仕方がないのです。

・・・だから何だ?って話を、今からします。
ダイビングコンピューターの指示を守って減圧症になる場合があります。

水深18mで泳いでいるとき

昔の偉いひとはいいました。

リンカーンは凄い

すげー。

他フロアが忙しい(窒素が一杯)でも、
18mを泳いでいれば、
あなたには【3F課長の意見しか見えない】ってことです。

ダイコンの変わった仕組みが原因で、体に窒素が溜まり過ぎることがあります。
細かい仕組みは次のレベルで。このページは簡単な説明と結論だけのまとめ。

窒素が溜まり過ぎているとしても、ダイビングコンピューターには時間のみが表示されます。その表示時間からは、体の中に、どの程度窒素が溜まっているのか判断できないのです

重要なことは
ダイコンは「あと○分過ぎると、減圧停止が必要」って時間を表示するだけで、
窒素が「体内にどの程度溜まったか」は全く分からないこと。

もしかしたら、体に沢山溜まっているかも?

もし体内に沢山窒素が溜まっていたら、「お酒」「温泉」「高所移動」「運動」などが引き金となって減圧症になる可能性がありますが、限界近くまで溜まれば溜まるほど、何かの拍子で減圧症になる可能性が高いのです。

ダイビングコンピューターに表示されている「あと○分」。
同じ 「あと20分」でも、体内窒素の量はダイビングパターンで変化する。
窒素量が「限界に近い」or「余裕がある」 。

ダイコンの仕組み上、同じ時間を表示してても、窒素の量に違いができます。

表示は同じ20分、でも窒素量に差ができる!

ダイコンの仕組み上、こういうことが起こる。
18mと25mのそれぞれで20分を表示している時、体内に溶けた窒素を比べてみます。

表示時間だけで、危険性は判断出来ません。同じ20分を表示していたとしても、体の中に溜めた窒素量には大きな差ができることが有ります。これは主にダイビングパターンによって決定されます。

表示時間は同じ20分。18mの人は沢山窒素を溜めています。
理屈抜きで、こんな事も起きるんだって、結論だけ。
最初に紹介した約束ごとを、守らなかった時に起こりやすい症状です。

ダイビングコンピューターは体に溜まった窒素の「総量」は表示してくれないのです。
本来、どの程度、体内に窒素を溜めているかを想像しながらの使用をお勧めしますが、
ここでは簡単に①何を守ったらよいか②窒素を溜め易い潜水方法をお話します。

最初に紹介した、守って欲しいこと。復習です。

もう一度復習します。
オープンウォーターの時に習った、守って欲しい約束ごと。

先ほどの復習、模範潜水を心がけるようにしましょう
  • OWでやった模範潜水を心がける
    水深は「初めに深く、徐々に浅く」
    2本目以降「MAX水深を浅く」していく
  • ダイコンが示す時間「あと○分」は「○分で窒素を溜めすぎ!」と捉える
    「あと○分大丈夫」ではないです
  • 連続日数を潜るなら、控えめに
    1日の本数が多いほど、連日潜るほど、体に窒素が溜まります
    心配な時には「水深を浅く、時間を短く」
  • 15m~21m程の中層に長時間いるダイビングは危ない(箱型潜水)
    実はダイビング初めにDecoを出すより、箱型のほうが危ない!

最後にダイビングパターンについて説明します。

危険性の高い「箱型潜水」。長時間中層に留まるダイビング。

上の約束ごとを守らなかったら、どんなことになるかって例を紹介。
箱型潜水、中層(15m~21mくらい)で同じ水深に長時間留まるパターン。
このダイビングパターンは、体内に窒素を沢山溜めます。

先に結論、15m~21mの水深は…

NDLは長いけど、実は、窒素を溜め易い水深。(そこそこの水圧がある)
時間が比較的長く表示されるので、心理的に長い時間留まってしまう。
そのせいで、体に窒素を沢山溜めてしまうことが多い水深です。
(NDL・・・34m/13分 → 18m/44分)

仕組みのお話

窒素ゲージを目に見えるように書きました。
中層で、長時間の箱型ダイビングは、体中に窒素を溜め込みます。

中層に長く留まるダイビング危ないとされていますが、目に見えるように窒素を表現すると、グラフのように、殆ど満タンに近い状態です。体内に窒素を溜め込みすぎてるダイビングパターンの為、箱型潜水は推奨されていません。

ダイビング後の高所移動で減圧症になる人が増えた時、限界ぎりぎりまで窒素を溜め込んだ人が多かったらしいです。箱型パターンや、1日5本などの無理な繰返し潜水などで、上の人のように、っ体の隅々まで窒素が沢山溜まってしまいます。

  1. 15m~21mはNDLが比較的長い
    深い場所ではNDLが短いため、みんなが警戒して早めに浮上します。
    この水深はやや長めの時間、18mで44分です。
    心理的な理由となって、この水深に長時間留まる人が多い
  2. この水深、NDLが長くても、水圧が十分にある
    体の隅々まで、じわーっと窒素を溜め易い水深

体内に窒素を溜め込んだ状態、とくに限界まで溜め込むと、高所移動、水分不足、お酒、運動などが引き金となって減圧症になる可能性が高いのです。
NDLぎりぎりまで潜ると、限界まで窒素を溜め込みやすい。安全マージンを取るように潜りましょう。

Decoでも危険性は低い、模範潜水。(低いだけで、保障はないし推奨されません)

ダイビングの内容で窒素量が変わる

ダイビング初め、深い場所でDecoがでても、窒素量は意外と少ない。
18mで長時間潜水した場合、Decoを出していなくても体内に窒素を溜め込んでいる。
比べると、18mで長時間潜水した方が、ダイコンの指示を守っていても危険性が高い

仕組みのお話

推奨はされないけれど、危なくないDecoがある。
Decoはダイビングコンピューターの指示(NDL)を無視したら出ます。

ここで2つの例を比べてみる。
ダイビングコンピューターの指示を
守った、守らなかった。

しっかりと守った方が、
体内の窒素量が多くて、危ない時も存在します。
ダイビングパターンで、体内の窒素量は変わるのです。

時間だけを比べて見てたらダメだよってこと。
ダイビングパターンは模範潜水が推奨です。

Decoは出してはいけないものと教わっていますが、ダイビングコンピューターの指示を守って減圧症にかかる方が増えたようです。推奨されませんが、Decoも出し方しだいでは、危険性が大きいわけではないのです。全てはダイビングパターン、どんなダイビングをしたのかで危険性が変わります

潜水開始直後に40mでDeco。そんなに窒素溜めてないです。
18mで長時間潜って【Decoを出してない】ときの方が、よっぽど窒素量が多い。
減圧症の危険性がとても高いってこと。

ここでは仕組みは説明しませんが、現実にこんなことが起きています。
これを理解して、ダイコンの数字だけを過信しないこと。
安全マージンを意識して、控えめなダイビングを心がけましょう。

次からは、ちょいとまじめな仕組みについて。
是非読んでみて下さい。

▼専門用語を使わず、少し詳しくLv.2~4



ダイビング中の頭痛について

ダイビングの頭痛!呼吸の方法

ダイビングに関連する頭痛は色々。
肩コリや首コリでおこる、緊張型頭痛。
とにかく色々おこる、減圧症など。

ここでは、二酸化炭素が溜まったときに起こる頭痛を紹介します。
これ、知らないとやってしまう人が多いので、OW取得後は知っておくと良いです。

二酸化炭素の蓄積

病気・障害でない頭痛の多くは、二酸化炭素の蓄積が原因。
知らない間に二酸化炭素をためて頭痛が起きるのです。

  • ダイビング中のスキップ呼吸
  • 水中で過度の運動(手を動かす人、注意)
  • スノーケルは素もぐりするときに多い

スキップ呼吸・長い息止めで、過度の運動で体に二酸化炭素が溜まった結果
水から上がって頭が痛くなります。

症状

倦怠感、頭痛、耳鳴り、息苦しさ。
色々ありますが、大体は頭全体にずきずきするような痛みが普通です。

対処方法

二酸化炭素を体に貯めないこと。

ダイビングの場合、しっかりと、最後まで息を吐いて下さい。
しっかり息を吐くことで、無理せずに深い呼吸。
二酸化炭素を外に出すことが重要。

スノーケル(素もぐり)の場合は水面に戻ってから、
しっかりと喚起、体内の二酸化炭素を減らしてから再度素もぐりを行います。
水面に戻った時に、体の力を抜いてリラックス。
呼吸を続けて、長めに休息して下さい。

ダイビング・スノーケルどちらの場合も、しっかり吐くことが重要です。
吐けば勝手に吸いたくなるので、しっかり吐けば体内の喚起が出来ます。
頭痛は起きなくなります。

無意識に二酸化炭素をためてしまう動きをしてしまうもの。
よくない動作で、代表的なものを覚えておきましょう。

ダイビング中、息を止めなくても起こります

これらが理由で、頭が痛くなることがあります。

  • 水中で沢山動く
    手を動かしてバランスを取る人は運動量が多い
    中性浮力が取れてない人、常にフィンを動かしてる
  • 浅い呼吸
  • スキップ呼吸
  • 吸いぎみ(吐きぎみ)の呼吸を続ける

水中では、極力動かない。止まる

水中で沢山動くと、酸素を消費して二酸化炭素が溜まります。
安全に停止できるなら、極力止まることを意識して下さい。

ダイビング中は、常に中性浮力を意識しますが、
流れが速い場合等、浮いていない方が体力を消耗しないことが多々あります。
状況に合わせて、極力動かないようにしましょう。

浅い呼吸をしない

浅い呼吸をしてしまうと、気道の空気の一部が上下するだけで、肺まで空気が届きません。

浅い呼吸は、空気が部分的に上下するだけで肺に届きません。
徐々に二酸化炭素はたまります。

レスキューダイバー取得の際にも勉強をするのですが、
極度に浅い呼吸をパニック呼吸ともいいます。
不思議なもので、この呼吸を続けると考えがまとまらなくなる気も。
水中でこの呼吸をしてしまっていることに気がついたときは
息を吐くことを意識、少しだけ深めの呼吸を意識してみて下さい。

スキップ呼吸をしない

ダイビング中は呼吸を止めてはいけません。
…が、少しくらいは止まることもあるもの。
例えば、陸上で力仕事をする瞬間、息が止まりますね。
あれをスキップ呼吸と呼びます。

呼吸が止まっている間は、二酸化炭素が排出されません。
二酸化炭素を溜め込む時間が出来てしまいます

肺の過膨張障害の予防にも、呼吸は絶対に止めない。
簡単に考えて、いつも通りに呼吸をして下さい。

吸い・吐きぎみの呼吸に、気をつける

ダイビングで大切な浮力調整。
呼吸でコンロールは大事なことです。

呼吸に頼りすぎないことも忘れない。
BCを使って、常に浮力調整を意識します。

空気を吸っている時間が多いのが吸い気味、浮力を強くしたい時にやりがちです。これに気がついたら、BCに空気を入れてください。吐きぎみはその逆です。

深い場所、BCに空気を入れないと体が沈みます。
息を吸って中性浮力をとりますが、沢山吸わないと浮きません。

BCに空気を入れず、
沢山吸って浮力を維持する時間がとても長いと
乱れた呼吸が続きます。

結果、浮上後に頭が痛い!

呼吸のコントロールを意識しすぎると、吸い・吐きぎみに。
BCでの浮力調整はいつも忘れずに行いましょう。

ポイントは

浅い・リズムの悪い呼吸は肺まで届かないことを忘れない。
二酸化炭素が溜まるのです。

浅い呼吸はしてはいけません。二酸化炭素の蓄積だけでなく、パニック呼吸でもあるので、考えがまとまらなくなります

吐けば勝手に吸いたくなるので、しっかり息を吐くこと。
吸うのは意識しないで平気です。
後はしっかり呼吸を続けてください。

呼吸はリズム良く、吐くこと吸うことを同じ程度に大きめに繰返してください

ダイビングで重要な、呼吸と浮力。
それをアシストするために、BCを上手く使いましょう。



F値とシャッタースピード、ISOについて

水中で写真を撮る。一眼を使用するときの基礎①

ダイビングで一眼を使った撮影をする前に、覚えておくこと。
とても簡単な基本中の基本をまとめました。
ホワイトバランスとか、フラッシュはとりあえず無し。
カメラの基本、ISO、F値、シャッタースピードのみについて。

3つの言葉、ISO、シャッタースピード、F値(絞り)

  • ISO
  • シャッタースピード
  • F値(絞り)

どれも光の取りこみ=明るさに関係しています。

最初は3つの意味を知る。
その組み合わせで写真を撮ります。

ISO感度について

ISO感度は大きな数字になればなるほど、明るくて画質が荒くなります。機械部分で光の感度を上げているのではなく、デジタル面、中のコンピューターで光の信号を増幅するためです。

ISO感度は数字が大きいと、沢山光を取り込む。
明るくなります。でも、画質が悪くなるので注意です。
綺麗な画質で撮影したければ、ISO感度の数字を落としておくと良いです。

ISO感度の大きな数字は何に使うか?
感度を上げて撮影すると、速いシャッタースピードでも映像が暗くなりません。
ってことで、次のシャッタースピードについて。

シャッタースピードについて

シャッターを閉じるのが速ければ、取り込む光は少なくなります。
一瞬だけ光を取り込むので動いている物がブレ難いです。
暗いけど、ブレない。

シャッターを閉じるのが遅ければ、取り込む光は多くなります。
長い時間光を取り込むので、動いてるものがブレ易いです。
明るいけど、ブレる。

暗い場所で、動きの速いものを撮影するには…

ブレないように、シャッタースピードを速くする。
ISOを上げて光を確保。これで撮影できます。
(…フラッシュとか今は忘れて下さい^^)

F値、絞りについて

F値の説明で被写界深度などが出てきますが、画像の通り、Fが小さい(0に近づく)と背景がボケます。Fが大きいと、背景がくっきりします。ボケたほうが人物などを撮るときに綺麗と感じることも多く、その場にあわせた使い方をすると良いです。

F値が小さい(1に近づくと)方が、光を取り込むので明るい。
シャッタースピードが速くても明るいです。
1に近づいたF値で撮影すると、背景がボケて、何だか雰囲気のある写真が撮れます。

F値を大きくすると、暗くなります。
が、全体がくっきり写る。
風景を撮るときなど、F値を大きめにとることもあります。

F値が大きいと暗くなります。その分シャッタースピードを遅くして光を集めて、
ブレないように三脚で撮影するのです。

3つを組み合わせ…ないで、簡単に考える(最初は)

3つを織り交ぜて考えるのではなく、最初は簡単に考えます。まずは、ISO感度を画質と光を考慮して決定する。その後にF値、シャッタースピードを調節して撮影して下さい。気に入った画像が撮影できるまで、1番2番を繰返して調節します。

やることはとても簡単、二つだけ。

  • ①ISO感度を設定
  • ②撮影
  • 以降、納得いくまでループ

言ってることは、先に画質を決めてしまいます。
撮影場所の光の入り具合で、大体でISOを決める。
何度も撮影していると分かるようになります。

その後、F値とシャッタースピードで撮影した画像の明るさをコントロールして下さい。
背景をボカしたければ、F値を小さく。光が多くなるのでシャッターを速く。

逆に背景をくっきりさせたいなら、F値を大きく。光が足りなくなるので、シャッターを遅く。

全体で納得いかなければ、またISOを設定して…の繰返ししてると、何だか良くなってくるはず。

他の考え方、シャッターから考えるのもOK

①動きの速いものを、暗い場所で撮影

シャッターは速いで固定。FとISOで明るさを調整して下さい。

シャッターはブレない程度で、速く。
ISO感度の数字を大きくするか、F値の数字を0に近づけて、明るさを確保。

  • 背景をぼかしたいなら、Fの数字を小さく
  • F値を大きくすると、全体がパッキリする
  • 背景をぼかしたくないなら、Fを大きく、ISOも大きくして光を補う

②動きが遅いもの、暗い場所

シャッターは遅くてOK(三脚いるかも)。これで明るさは問題なし。
F値とISOは写真の出来栄えを想像しながら変更して下さい。

ディスプレイの使い方

カメラで差はありますが、大体はこんな表示が出ています。

カメラのディスプレイに表示される、光の取り入れ具合のメーター

これが便利なので、撮影の際には参考にするようにして下さい。

メーターの見かたは簡単です。上の数字がシャッタースピードとF値。下は、どの位の光をカメラが捉えているかです。ゲージが左側によったときは、おそらく撮影の仕上がりが暗すぎるため、ISOなどで明るさの調整を行いましょう。

ゲージが左に行ってれば、撮影した画像は暗すぎになります。
ゲージが右なら、明るすぎです。
シャッタースピード、F値、ISOを見直して0に近寄せればよいです。

測光の問題で、一番明るい場所で測定してしまった時に、
ゲージを0に併せても写真の出来栄えが真っ暗なこともあります。
撮影後は画面の映像を確認して、大体どんな物かな程度に使うとよいと思います。

以上、カメラの基礎です。

耳抜きのまとめぺーっじ!

【目次ページ】耳抜き、3つのリンク+α。耳、音が聞こえる仕組み、バルサルバ、無理な耳抜きと障害

ダイビングに重要な技術の一つ、耳抜き。
苦手意識を持つ方は必ず読んで!
楽な耳抜きは、正しい仕組みの理解が必要。

初歩的なやり方はHP内の知識を確認。
オープンウォーターで詳しくやらない、
音が聞こえる仕組みや、コツなどを紹介します。

【耳抜き】は3部構成+α

  1. 耳抜き。人間の耳の中、どうなってるの?
  2. 耳抜き、正しいやり方と仕組み
  3. 無理な耳抜き、起こる障害。
  4. +α オープンウォーター前の知識(復習的な意味でどうぞ)
①耳の中の仕組み

②バルサルバのコツ

③無理な耳抜きについて

+α【 初歩的な耳抜きの知識 】オープンウォーターライセンス講習前にお教えしていること。
基礎は重要、こちらも併せて見て下さい

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