ダイビング 知識&技術」カテゴリーアーカイブ

ダイビングを始めたての頃の方へ。知識を正しく理解して、自分の技術にし易いように。オープンウォーター取得後に一度見直すと良いことや、講習では教えてくれないことなどを紹介します。

耳抜きができないと痛いよ

無理な耳抜き。起こる障害と対策

耳抜きしないで潜った場合。
何が起こるか、結果は皆さん知っていますね。
鼓膜が破れます。

でも、
鼓膜が破れる前、人間の防衛本能が働くこともあります。
一切の痛みが無くなって、何事も無かったようになる。

最初はそれの紹介をします。

ラッキーだと?

耳抜きが失敗(しないで我慢して潜った)したときに、鼓膜は破れると説明していますが、実は体の防衛本能が働いて、破れないことも多々有ります。中耳の中に体液が染み出してきて、圧力を緩和してくれるのです。

望ましい状態ではありませんが
耳抜きをせず、痛みを我慢して潜った結果。
鼓膜は破れず、耳の痛みも無くります。

耳の中の皮膚から体液が染み出してきて
圧力が強い状態を緩和してくれるのです。
水中でも痛く無いから不思議。

でも、陸に戻った時には
耳の中がぼーっとしたり、軽いめまいがあったり。

幸いこの状態、耳の中の体液は自然に体の中に戻ることが多いです。
ただし、お医者さんに見てもらうこと。
想像だけの対処は、重大なダメージを残す可能性があるので
専門医に必ず見てもらいましょう。

超絶、無理な耳抜きだと・・・

無理な耳抜きをしてしまった場合には、圧力が強すぎて、正円窓が破裂する可能性があります。これは内耳部分にある場所で、破れるとめまいや難聴など、よいことがありません。今後ダイビングができない可能性もある障害なので、絶対に強い圧力がかかった状態では、バルサルバ法を使った耳抜きをしてはいけません。

とても強い圧力、バルサルバで耳抜き。
内耳が破裂する可能性があります。

内耳のリンパ液の、圧力が高くなりすぎると
絵の正円窓ってところが破裂することがあります。

めまい、難聴、良くないことが沢山。
今後ダイビングができなくなる可能性も高くなります。
こうならないように。

「痛い」と思ったら(思う前に)、無理をしない。
痛くない水深まで、浮上速度を守って浮上。
それから、ゆっくりと耳抜きをして、ダイビングを続けるか判断します。

これらオープンウォーターライセンス講習で習わない?けど
耳抜きについて知っておいた方が良いことです。
高橋が担当する場合、簡単には説明するようにしてます。
知っておいた方がよいよー、と思ってます。

耳抜きはとりあえずお終いです!

耳抜きの方法や復習をしたい時には、HP内の知識を見て下さい。
オープンウォーター講習前に見てもらっている教材です。

耳抜き【目次ページ】はこちらです。

バルサルバ法のコツ

耳抜き。バルサルバのコツ。

一番最初に結論!
空気を無理やり押し込まないこと。

ここでは、なんでそれがダメなのって話しと
バルサルバのコツ。

バルサルバのコツ

バルサルバ法で耳抜きをするとき、空気を無理やり押し込まないこと。耳に負担が大きく、ダイビング中に耳が抜けなくなったり、浮上の際にリバーススクイーズが起こる可能性も高くなります。

上の絵、耳抜きをしたとき。
耳の管「耳管」に隙間を開けると、耳の中へ空気が流れる。
鼓膜は元に戻ります。

ここでバルサルバ法の重要ポイント。

耳管に「小さな隙間」を空けるイメージを持つ。
空気を押し込むのではないのです。

少しでも、小さな隙間を空ければ空気は「勝手に流れる」。
隙間を空けるのに、多少の力は必要ですが、
開けたあとに、押し込むイメージを持たない。
空気を送るのを、開けた瞬間に止めて見て下さい。

イメージだけで大丈夫。
そんなイメージを持っていると、最小限の力で耳抜きができます。
耳に負担が少ないのです。

耳に負担って何?

バルサルバ法を力一杯試すのはよいことでは有りません。
耳にダメージを負って、
今後ダイビングができなくなる可能性だってあります。

Part.1 力一杯、バルサルバ法

耳の管「耳管」で皮膚の炎症が起きます。
「耳管」の皮膚、はれると空気の通りが悪くなる。
いつも通りの力をいれても、耳抜きができなくなります。

もっと力がいるようになって、炎症は悪化。
最後に耳が抜けなくなります。

Part.2 力一杯、バルサルバ法

耳管と繋がっている、鼻&のど。
そっち側の粘液が耳へ押し込まれます。
ばい菌が中耳まで届いて炎症を起こせば、中耳炎です。

ダイビング中に耳管付近へ粘液がへばりつけば
耳が抜けなくなります。

風邪のときにダイビングはダメよって
これも一つの理由なのです。

耳が抜きにくくなる前に、力を入れすぎない

力を入れすぎないためには、

  • 耳管に「少しだけ隙間を空ける」イメージを持つこと
  • 圧力が強くなる前に、こまめな耳抜き

こまめな耳抜きの方が重要かも?
圧力が強くなる前に、耳抜き!

それでは耳抜きは次で最後です。

【耳抜き・3番目】痛みを我慢して、ダイビングを続けた場合。

耳抜き【目次ページ】はこちらです。

耳抜き。人間の耳の中、どうなってるの?

耳抜きの最初。人間の耳の中、その仕組みについて。
オープンウォーターライセンスの講習で習ったことより、少し詳しく。

耳の中、鼓膜を中心。「外耳、中耳と内耳」

音がなった時に、人間がどのように認識しているのか。音が鳴って外耳道を伝った音の振動は、鼓膜を揺らします。その振動が、鼓膜にくっ付いている軟骨の耳小骨を伝って、内耳へ届きます。内耳部分、蝸牛の中リンパ液で満たされていて、音の振動を捉えるセンサーが振動を電気信号へと変換します。その電気信号が脳へ送られて、私達は音を認識しているのです。

耳の構造と、音の伝わる流れは大体こんな感じです。
「くるっぽ」を追ってみて下さい。

上の画像の詳細、 ここは読まなくてもOK。

興味がある方はどうぞ。

○外耳
 耳の穴の奥は鼓膜です。
 外の音はココを通って鼓膜を振動させます。
○中耳
 鼓膜の内部は「中耳腔」、空洞です。
 鼓膜の振動を、
 鼓膜にくっ付いてる柔らかな骨「耳小骨」がキャッチして、内耳へ。
○内耳
 振動が「耳小骨」を伝って「蝸牛」に届きます。
 蝸牛の内部はリンパ液に満たされていて、それが振動。
 振動を捉えるセンサーが、振動を電気信号に変換。
 最後に脳へ伝わります。

で、耳抜きで大事なこと。

耳抜きはこういうことを、意図的にやってるって話しをします。

耳抜きの前、耳の中はこのように変化します。空気が圧縮されて、鼓膜が内側へ凹むのです。このままほおっておくと、鼓膜付近が非常に痛いです。

水中では、空気が縮む。
耳の中も空洞。空気が縮みます。

中の空気が縮むと、
鼓膜は柔らかいので、内側へ凹みます。
ペットボトル、口で吸うと凹むでしょ?鼓膜もあんな感じ。

さて、その空間、鼓膜&耳管で密封されています。
縮んだ空気に引っ張られて、
このままだと鼓膜付近がとても痛い!

ペットボトル、空気いれたらいいんじゃない?凹みは戻る、鼓膜も復活。

密封された「空間」に少しすきまを空けるのです。
隙間をあけたら、そこから空気が入りますね。

こんな感じ!

耳の管、耳管は細い管。普段は閉じていますが、意識的に隙間を作ることで、空気を中へ送ることができます。私達はこの動作のことを耳抜きと呼ぶのですね。

空気が入ったことで、鼓膜が元にもどりました。
これで痛くない!

さて耳の右下部分。
空気が送られてくる根元、
「鼻&のど」と空洞で繋がっています。

「鼻&のど」へ空気を送る、
耳にも空気が届く。そんな体の仕組みになっています。
これがいつもやってるバルサルバ法です。

耳のくだ「耳管」は柔らかい皮膚の壁でできています。
空気を送り込むと、開く。
皮膚の壁を開けば、耳の中に空気が流れ込みます。

十分に空気が行き渡ると、
鼓膜の外側から空気を押し込む力がなくなって
鼓膜が元に戻る。

耳抜きってこんな仕組みだったのですね。

耳抜きのまとめ

一連の動作は

  1. 鼓膜が凹む
  2. 耳管を開く
  3. 耳の中へ空気が流れる
  4. 鼓膜の外から、押す力がなくなる
  5. 鼓膜が元に戻る

この2番目の動作を耳抜きって呼んでいます。

基本的な仕組みの次は
バルサルバ法、間違いの無いやり方をお話しします。

【耳抜き。バルサルバのコツ。】2番目のページ。

耳抜き【目次ページ】はこちらです。


【目次ページ】適正ウエイト、4つのリンク。オーバーウエイト、オープンウォーター講習で習わないけど知ると良いこと

適正ウエイトもダイビングの技術です。
快適で楽しいダイビングには欠かせないこと。

ちまたのうわさ的な、それ違うぞ!!って情報も分かるように説明します。
あとの一つはおまけで、知っておいたほうが便利なことの補足です。

適正ウエイトは3部構成+α

  1. 適正ウエイトってなんなの?
  2. 適正ウエイト「作り方」
  3. オーバーウエイトで何が起こる?
  4. OWライセンスでやらないこと?かも

オープンウォーターライセンス講習は色々覚えることが多いので、担当インストラクターも個人の進み具合で教え方が変わります。細かいことを読んでみて、「なんで?」やるのって、理解できるとよいなと思います。

それでは、適正ウエイトについての次の話へどうぞ!

オープンウォーターライセンス講習ではやらないこと?かも

適性ウエイトのお話し、サイトマップ。目次ページへのリンクは記事下です。

中性浮力について

またかいな!って思うけど、
オープンウォーターライセンス講習の時、中性よりもマイナスって習いました?
中性浮力って連呼しますが、 実は 中性より「ややマイナス」にします。

プラス浮力、マイナス浮力、中性浮力

マイナス浮力は沈みます、プラス浮力は浮きます。中性浮力はその真ん中、浮きも沈みもしない状態のことを指します。

簡単に考えて

  • プラス浮力は「浮く」
  • マイナス浮力は「沈む」
  • 中性浮力は「浮きも沈みもしない」

って話で、実際のダイビングでは、このマイナス浮力にします。(中性より少しマイナス
体を動かしたときなどに、フーっと 浮かばないようにしておくのです。

いつもより、気持ち多めに吸うと浮かぶ程度にしておくと、ダイビング中とても楽!

「ややマイナス」
を意識して、あとは好みで空気を調整。
そして重要なのは、空気の調整は頻繁に行うこと。
浮力の調整はいつでも意識しましょう。

BCに空気を出し入れしすぎ、エア消費が速い?

よくある間違いです。
BCに使うエアはそんなに多くありません。
BCを頻繁に調整しないと、中性浮力が取れない水深ができます。
体を無駄に動かすことが多いのです。
沈むと頻繁に上に向かって泳ぎます、浮くと呼吸のリズムが早くなりがち。
そのせいで、エアの消費が早い人が沢山。
浮力は常に意識、調整して下さい。

水面付近は中性浮力が取りにくい。

水面付近、気体の体積変化が一番大きいです。
浅いほど、中性浮力は取りにくい。
何で?って話をします。

風船の大きさを見て下さい。
色々な水深。同じ10mの違いでも、風船の大きさの変化が違います。

水深の違いで風船の大きさが変わりますが、20m~30mでは10cmしか風船の大きさは変わりません。浅ければ浅いほど、浮力変動が大きく、中性浮力が取りにくいのです。

風船の元の大きさを120cmとして、
0~10mは60cm、 20~30mは10cmしか風船の大きさが変化しません。

深い場所で多少水深が変化しても、BCに入れた空気はほとんど膨張しない。
水面に近いほど空気がふくらみます。
浮力変動が大きいのは水面近く、中性浮力が取りにくい理由です。

大事なのは常に浮力を調整すること。
初心者の頃は、浅い場所に戻ったときに空気を抜くのがい遅れがち。
浮力変動が大きな10m位の場所へ戻ったときに、浮き上がる方が多いように思います。

常に浮力をコントロールするように意識して下さい。

適正ウエイトについては、とりあえずお終いです!
安全に潜るために、正確な知識を身につけましょう。

OWの知識は、基本中の基本はHP内「講習前の知識」へ!


【適正ウエイト・目次ページ】はこちらです

適正ウエイト「作り方」

適性ウエイトのお話し、サイトマップ。目次ページへのリンクは記事下です。

冒頭にオープンウォーターの復習から!

オープンウォーターライセンスの講習で説明している「適正ウエイト」は

ダイビングの帰りにする、安全停止。
5mで無理なく中世浮力が取れる、最小限のウエイト量。です。

これですね。

オープンウォーターライセンスで勉強する、適正ウエイトの測り方。BCから空気を抜いて水面に浮かんだ時、目線くらいの高さに水面がきたらOKです。

やり方は

  • ①水面に浮かぶ
  • ②BCの空気を全部抜く
  • ③肺に半分くらい空気が入った状態で目線の高さに水面がくる状態が「適正」

もし3番の手順で、息を吐ききった場合は、1秒くらいしたらゆっくり体が沈み始めます。

以下はNG,ダメダメよ!

×BCの空気を抜いた瞬間に、体が沈む
 あからさまなオーバーウエイト、ウエイト量を減らします。
 (写真を撮るためなど明確な目的がある場合は、安全の範囲で調整して下さい)
×息を吐ききって沈まないけど、少し弾みをつければ潜れる状態
 軽すぎです、危ない!ウエイトを足します。
 ダイビングの終わりの頃、空気が少なくなるとタンクの重さが軽くなります。
 最初は良くても、安全停止の時に浮き気味になって危険。

作った適正ウエイト、正しい使い方の補足

ウエイト量ってすぐに変わります。前回4kgで今回も同じとは限らないのです。
適正ピッッッッッタリを狙ったらだめですよ、タンクって1本ずつ重さが違います。

同じ種類のタンクでも個体差があります。高橋が所有しているタンクは、最大で1kgも違います。

高橋のお店のタンク。同じ種類のタンクを比べて重いもので14kgちょい。軽いので13kgちょい。
その差1kgはあるのです。
レンタルスーツであれば、使用年度で浮力も変わります。

それなので、水面で適正ウエイトを測ったら、スーツの厚さ、装備、タンクの種類を書いておく。

適正なんて毎回チェックできないことが多いので、予想でウエイトを決めるのです。
重い方がましってこともあって、いつも若干のオーバーにします。
軽いと危ない、ダイビング終わりの頃に浮いちゃうから。

一般的なウエイト量の変化(スーツは新品の場合。劣化具合で違うのよ。)

ウエット5mmから6.5mm 3kgプラス
タンク 鉄からアルミ 2kgプラス

他にもBCだって結構重さが違います。
ライトもったり、なんだかんだで違います。
結局のところ、適正って言ってもギリギリを狙わない
数kgの変動は誤差として潜っている気がします。

軽いのは危ないからね!
ダイビングの終わり、タンクの空気がなくなると軽くなること。
これを覚えるようにしてください。

【適正ウエイト・3番目】は、オーバーウエイトだとどうなるって話し。こちらからどうぞ。

【適正ウエイト・目次ページ】へ戻るにはこちらです。

オーバーウエイトで何が起こる?

適性ウエイトのお話し、サイトマップ。目次ページへのリンクは記事下です。

ダイビングのオーバーウエイト

オーバーウエイトはダメッて言われます。
なんとなしに危なそうな言葉ですが、何でよくないのかお話しします。

例えオーバーウエイトでも、BCへ沢山空気を入れたら中性浮力を取れます。
そのとき、いつもより空気の量が多くなるのが問題。
BCに沢山空気があると、 浮力変動が大きくなるのです。

例えばなし
10m-0mの移動で、空気の大きさは2倍。
100円が200円になるのは少し気になる程度でも、
1万円が2万円になると衝撃です。

同じ2倍、
【元が大きい】と影響も大きい。

オーバーウエイトでも中性浮力は取れるのです。でも、空気を沢山入れることになるので、水圧の変化で急激に浮力が変化します。浮力コントロールが難しくなり、よくないことが多いです。

BC、空気が沢山。膨張します。

  • 少し吸うだけで、浮きやすい【 普段よりも!】
  • 少し吐くだけで、沈みやすい【 普段よりも!】

BCの空気が多いと、浮力の変動が大きい。
簡単に、コントロールしにくいのです。

オーバーウエイトがいけない他の理由

  • 体が重い
  • 動きにくい
  • 移動に力がいる
  • 結果、エアの消費が速い
  • 潜行も危ない

とにかく、「写真のため」など明確な目的のないオーバーウエイトはろくなことが無いです。

ただし、
軽すぎよりはまし。軽すぎは安全停止が出来なくて危ない!

適正ウエイト・オーバーウエイトを理解して、安全で楽しいダイビングをしましょう。

適正ウエイトについては次で最後!

ライセンス講習で習わないことなどを紹介します。

適正ウエイトについて、目次ページへ戻るにはこちらです。

ダイビング、適正ウエイトっていったい何なの。

適性ウエイトのお話し、サイトマップ。目次ページへのリンクは記事下です。

適正ウエイト、オープンウォーター講習の表現

この言葉、表現がよくないといつも思ってます。
「適正」って条件次第で、意味が変わる言葉だと思うのです。
なので、そこを整理してから、技術的なことのお話をします。

オープンウォーターで説明している「適正ウエイト」

ダイビングの帰りは3分間の【安全停止】。
5mで中性浮力、それが無理なくできる
最小限のウエイトって意味です。

ん?
水面でBCの空気を抜いたときに、マスクの目線に水か来るくらいのウエイト量って習ってますか?

オープンウォーター講習で行った、適正ウエイトの測り方。

これこれ。
ここでは、なんでそれをやるの?って話をしたいと思います。

ダイビングタンク 息を吸えば吸うほど軽くなる

ダイビングタンク、息を吸えば吸うほど軽くなります。ダイビングの終わりにする安全停止の時に浮かび上がらないように、適正ウエイトを身につけましょう。

空気にも重さがあります。
タンクの中の空気、なくなれば軽くなるのです。

ダイビングの初めより、
浮上間際の方が空気が少ない。軽い。沈まなくなります。

もし、潜りはじめに、ギリギリで中性浮力が取れてるなら
ダイビングの終わりにはタンクが軽くなって
安全停止で【体が浮きます】。危ない。

ダイビングの初めと、終わりでタンクの重さが違います。空気にも重さがあるため、タンクの空気がなくなる終わりの頃には、おおよそ1.7kg軽くなるのです。

ダイビングの帰りに安全停止は5mで中性浮力。
それを無理なくできる、最小限のウエイト。
オープンウォーターで習う「適正」ウエイトの意味です。

重すぎるとオーバーウエイト。(違うところでお話しします。)
軽すぎは、安全停止で浮いて危ない!

講習の時はこの話をしても、他に覚えることが多く大変なので
水面でBCの空気を抜いた時にマスクの・・・ってやり方だけをお教えしています。

でも、実際はウエイト量って変えてます

写真を撮るときなど、どっしりした方が楽なこともあるのです。
着ているスーツや、タンクの材質でも変わります。

重すぎるのは良くないし、軽すぎるのは特に危ない。
適正ウエイトの言葉に惑わされず、
安全範囲の中で、条件に合わせてウエイトを調整するようにします
やり方は、水面でマスクの・・・ってやつです

ダイビングを始めたての頃、「噂話」には注意!

体重の一割が適正ウエイトって表現をネット上で見ますが、
この方法、一般的な5mmウエットで
明らかなオーバーウエイトになることが多いです。

また、ウエイト無しで潜れるとか、ウエイト軽いとすごいとか・・・
初心者の頃はウエイト調整で、軽くするのに力を入れがちです。
ウエイトが軽すぎるのは、本当に危ないって覚えておいて下さい。

「ダイビングの帰り、5mで中性浮力。
無理なく安全停止ができる、最小限のウエイト」
これがOWで習う適正ウエイト。

それに加えて、条件や目的に応じてウエイトを調整するようにしましょう。
次のお話しは、適正の作り方と、ウエイトを把握して実際に使うための話しです。

【適正ウエイト・2番目】のお話しへどうぞ

【適正ウエイト・目次ページ】へ戻るには、こちらです。