海中から見上げた水面が綺麗な、サンゴ群生豊かな岩。

サンゴ保全活動ログ カメクラ1.2

3連続、2日目はカメクラでのサンゴ保全活動。
愛媛県の南側向きの沿岸部、台風の大きな波が当たります。
サンゴがバラバラになることも多いのですが、上手く波の影になる場所、地形が理由で波のエネルギーが分散される場所など、サンゴの育成条件が揃うと、定着したサンゴが成長します。

南側の海で、そんな恵まれた場所の1つカメクラに行きました。
一昨年に台風被害が大きくて、昨年はオニヒトデが増えていたので、とても心配だった場所。

保全活動、ダイバーが水中で集まって、活動開始

作業開始、ゴー!

岩肌が見えている部分は、サンゴが生える可能性がある場所

こんな雰囲気の場所。岩が多いです。
が、これ全部、サンゴが付く可能性がある岩。

昔死んだサンゴの周りを、新しいサンゴが覆い初めています

右が昨年度に死んだサンゴ。
左のサンゴが取り込むように成長しています。
こうやって、サンゴ「礁」が出来上がる。
(ここのは礁には遠いけどね^^)

この地区で特徴的なソフトコーラル、オオトゲトサカが鮮やかな赤色を魅せてくれます

先に進むと、サンゴ群生エリアに到着です。
愛媛でもサンゴが群生しているって、意外と知られてないことらしい。

サンゴがオニヒトデに食べられた、新しい食痕

食われたぞー。
分かり易い「食痕」。

真新しいのは白、古くなると茶色。
もっと古いとコケとか他のサンゴが上に生える。
要するにこれがあると、そばにやつらがいる。

今年一番大きなオニヒトデ、体長50cm程はありました

でかい。50cmありました。
ピンセットの長さが40cm位。足りん。

この子達、一匹いると1年で10平方メートルのサンゴを食べる。
今年は600匹以上駆除しています。
600匹×10平方メートル

合計、一年で6000平方メートルのサンゴを守った?
サッカーの試合場、あれが7000平方メートル。
そりゃあサンゴも無くなるわけだ。

オニヒトデがサンゴを順番に食べていった痕。白く変色しています

まあひどい。
手前のサンゴ食べて、移動しながらどんどん食べていく。

サンゴを食べる貝もいます、これも駆除対象

サンゴを食べる貝も沢山発生している場所もある。
さっきのピンセットは、これを取る為に使います。
サンゴの間にいる子は取れないのよ。

エンタクミドリイシ、クシハダミドリイシなどのサンゴ群生が広がるポイント

台風の後で、徐々に成長しているサンゴ。
来年も大きくなると良いですね。

さあ明日もやるぞー。

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