オニヒトデに囲まれた。どうする?
サンゴ保全活動を行いました、明日も予定中。
この活動は荒れてばっかりですが、今日は透明度20mでベタ凪ぎ。
![海が綺麗な青色、黒潮が入ると急に水の色が青くなる](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030139-1024x576.jpg)
一本目に横島断層と呼んでるポイントへ。
船に乗った瞬間、水が青い。
![横島の浅い場所でオニヒトデを探す。サンゴ群生が続く岩だなは奥のほうまでびっしりとサンゴに覆われている](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030146-1024x576.jpg)
綺麗、なのは良い。
ずーーーーーーっと泳いでた、しんどい。
この日の目的は、サンゴ被度の測定と、食害生物の駆除目的。
サンゴ被度は、岩などサンゴが生息できる場所の面積を目視で計測して、その中で何パーセントサンゴが覆われてるかを「50%」みたいな形で記録する作業。
この作業が簡単なようで、簡単なのですが、15分間泳がないといけません。
世界レベルで計測方法が決まってるのです。
流れが強い中15分泳いで、その後流れに耐えながらオニヒトデなどを探して駆除。
大変。
![人差し指より小さなサイズ、サンゴの子供「加入」です](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030170.jpg)
これ、サンゴの子供です。
「加入」って言うらしい。これが沢山増えてくると、数年後はサンゴだらけ。
![サンゴの加入が沢山増えています。横島の何もない砂地部分](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030172-1024x576.jpg)
小さいサンゴ「加入」が沢山。
数年間、気象条件が安定していれば増殖する。
なんて打算しても、実はこのエリアは台風の大きな波が地上に当たって、砂や泥だけでなく岩が転がってくる。「加入」が増えては無くなってを永遠と繰返しています。
なくなっても加入が増えるってことは、この海はまだ元気な証拠。
この日はオニヒトデは1匹だけ。
横島は良い状態に保たれてます。
![鮮やかな赤色をしたオオトゲトサカが水面まで延びる岩肌を覆っている、とても綺麗なダイビングポイント、クロハエ](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030064.jpg)
普段お客さんは連れて来れない場所。5号地クロハエ。
海域公園に5番目に指定されて、観光船でも船からこの場所をお見せしてます。
流れが速すぎるから、お客さんと一緒に入るのは怖い・・・のと、船が上手くアンカリングできる場所がないので、戻ってきたら船が無いなんてことにもなりそうでポイントとしては使っていません。が、この海を代表する場所のように綺麗なポイント。
![イサキの群れがどんぱちどんぱち](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030050.jpg)
イサキの群れに囲まれながら、オニヒトデを探す。
観光船から見えていたようで、彼らがいそうな場所は大体把握してます。
![オニヒトデがサンゴの下に隠れているが、周りには食痕が広がる。](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030040.jpg)
奥の方、白くなってるでしょ。
白いとこ(奥右)が一番最近に食べられた部分。
緑色のとこ(前左)は、食べられて時間が経ったせいでコケが生えた。
茶色部分(奥右)オニヒトデが隠れてるとこの上は、もっと時間が経った部分。
![オニヒトデがつままれている](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030053.jpg)
証拠写真を撮りながら、退治してく。例年10固体くらい見つかっていたオニヒトデが今回は4固体だけ。ここも良い環境が維持できていそうです。
![黒潮はとても青い。](https://sea-pu.com/yarutokihayaru-blog/wp-content/uploads/2019/11/PB030047.jpg)
イサキの群れを見ながら帰る。明日もやるよー。