愛媛でダイビングin愛南町」カテゴリーアーカイブ

ジョーフィッシュ

水深18mジョーフィッシュで潜り納め

浅いでしょ、瀬ノ浜はよいポイントです。

さて年末まで潜る予定でしたが、明日は大荒れの予報。
一日前倒しで今年のダイビングを終えました。
多分ね。明日、潜るとか言わないよね?

定番のお神酒を捧げます。
来年の頭もやりますよー、これは一年のお礼です。

クイーーーーーーッ

前の日にはサンゴを守る活動へ。

船から見えてた白い箇所。
こうやってサンゴの隙間、特に裏側にオニヒトデが潜んでることが多いです。

死んだサンゴを割って、オニヒトデを引っ張りだす。
今年最後の活動でしたが、天候が穏やかな時に潜れてよかった。

日にちは偽造された日にちだよ。
本当は30日のダイビング。
せっかくだからと、気分だけ31日で潜り納めにしました。

それでは皆様、よいお年をお過ごしください。
来年もよろしくお願いします。

サンゴの白化減少

サンゴ白化後のミツハエ、ファンダイビング

2018年の豪雨災害、サンゴが白化したときの写真。
こんな状態になってから、ダイビングポイントとして全く使わなかったけど
1年以上経過して、気になったので遊びに行きました。

2018年、四国西南部の豪雨災害で白化したサンゴ
2018 去年の白化写真

去年の写真を見てると、こんなサンゴあったっけ?って思います。
さて今年は・・・

2018年の豪雨災害の影響を受けて、一斉に白化したサンゴ。一年以上たって、完全にガレキの山となりました
2019サンゴのガレキ

ガレキの山です。
すべてきれいに死んでますね。
写真の奥のほうに白くなった場所、近寄るといつものパターン。

オニヒトデがサンゴを食べる様子

ちーん。
サンゴを食べまくってますね。

トゲトサカと、クシハダミドリイシの子供が育っています

サンゴが死んだあとに、新しいサンゴが増えていたのが印象的です。
来年後半には、人の目に綺麗に映るようになりそう。
台風が来ないことを祈ります。

ナンヨウイボヤギ

所々白いサンゴがあるのが気になるけれど、深い場所もナンヨウイボヤギが増えています。
写真の枝みたいな黒っぽいやつ。サンゴです。
少し前まで「ナンヨウキサンゴ」と憶えていたのですが、
実は「キサンゴ」科の「ナンヨウイボヤギ」って種類だそうです。

黒潮の影響を受けて、透明度がとても良い海中の様子

今日も水がきれい。
水温は20.5度。快適です。

ピンボケウミウシもいました。

ちーん

二本目はコケザキで魚に囲まれて帰ってきた。
イシダイの群れがすごい。
カメとか伊勢エビとか、タテキンの幼魚もいたけど、何も写真撮ってない。

お客さんと一緒にぼーっと泳いできました。
海の中はいいね。

TV取材と中泊湾内ロープ掃除

今日はテレビ撮影。〇〇ポン。
年明けに放送予定です。
見てね。

ちょっと前の話。
ダイビングクラブ、イサナの総会終わりました。
大下さんの美味しいものと、ピザとブリ食べました。

食べるの夢中、写真はない。いつものパターンだ。

・・・

昨日の話。
中泊の作業ダイビング、大ごとではないけれど、
ロープに何か引っかかってないか見てほしいってこと。どぼーん。

水底に固定された滑車にロープが通してあって、
陸地から引っ張ると、船だけ陸地から離せる仕組みにしている人が多いです。
コンクリートブロックは、設置したときに余ったやつ。きっと。

この作業自体は何てことありませんでした。
ロープはきれいで何もひっかかってない。
ねじれが原因で、引っ張りにくかったみたい。

これが問題、岩。

どけて欲しいとのこと。
岩がそばにあると、水中でロープがすれて切れるのです。
海が荒れた時に切れると、船が陸地にガンガン当たります。

笑うしかないので、そうなる前にどうにかします。

重いよ?これ

一番最後、海から上がった時に
「おーいこれも動かして~」違う漁師様からのご依頼です。

うふふふ。
重いんだ。あれ

湾内って使わなくなったロープがかなり放置されてます。
そんなのを切って陸上にあげたり、からまないように結ぶ。

砂埃をあげてモクモクしてたらカマスが来た。
うまそう。

たまに何も見えなくなる。
砂が落ちるまでぼーっとする。

船の係留には沢山のロープを使います。
風の方向次第で船が大きく揺れるので、いろんな方向からロープを張る。

だから湾内ってこうなります。
上から横から、そこら中ロープだらけ。

もう年末ですね。
年末・年明けダイビングも予定しています。
のんびりと来年を迎えましょ。

サンゴの白化、オニヒトデに食べられたあと

(オニヒトデと)サンゴとイソギンチャクとクラゲ

旅客船の定期検査がありました。
年に2回、備え付けの設備に異常がないか、法定書類に不備がないかなどの点検があります。
海自事務所、海保の皆さんが集まる日です。

そんな中、いつも船を停泊する桟橋を歩いていると奴がいた。

ダイナミックオニヒトデ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

一瞬で片づけに行きます。

最近、ホームビーチである瀬ノ浜にサンゴが増え始めています。
「加入」ってサンゴの子供が沢山。
そして沢山食われてました。ゆるさんぞ。

オニヒトデが食べた後のサンゴ。白化1
オニヒトデが食べた後のサンゴ。白化2
オニヒトデが食べた後のサンゴ。白化3
オニヒトデが食べた後のサンゴ。白化4

オニヒトデが移動したであろう「跡」が一直線に並んでた。
この食べられたサンゴ、水深5mから徐々に浅い場所へ続いていました。
自然の摂理なんだろうけどね。ちょいと困るよね。

黒潮が当たると水がきれい

水もきれいで透明度は20mくらい。

さて、今日の本題。
クラゲとイソギンチャクとサンゴ。
違いは?

色、形、大きさ。
どれも違うけど、実は中身がとっても似てる。
水中に浮かべばクラゲ、水底で生活するとイソギンチャクとかサンゴって呼ぶ。

子供はイソギンチャクで (に似た) 、クラゲになるやつもいるんだぞ。

さてサンゴはイソギンチャクと何が違うのっていうのが、
体内に骨を作るものをサンゴって呼ぶ。
骨格、骨片とか言います。

骨格を作るものが、硬いサンゴ。ハードコーラル。
骨片しか作らないものが、柔らかいサンゴ。ソフトコーラル。

図鑑を見るとき、分類を考えると面白いです。
刺胞動物門、花虫綱、六放サンゴ亜綱、イソギンチャク目 の~~~~。
イソギンチャクって六放サンゴ亜綱に分類されてる。
ほとんどサンゴじゃん?

分類学、界・門・網・目・科・属の種「~~」と分けていく。
昔は特定種・特定地区など、特定の範囲内で分類することが多かったものが
(情報拡散・共有が現在のように簡単ではなかったから?)
現在になって進化の過程も一緒に考えるようになって、
道筋がわかるように系統樹を作るらしい。

魚だと属ってあまり見ない気がする。
図鑑も属を飛ばしてスズメダイ科、ソラスズメダイ(種)。

一般生活と分類学で差があるところがわかりづらい。
普段、自分の判断に色・形は重要な要素だけど、分類上は些細な違い。
もっと違う部分を見るのよね。
(サンゴとかイソギンチャクでいえば、ポリプの形が六角形と八角形とか
 そんなの見てれるかーってので大きく分ける。)

最近になって実はこれが違ったとか、いっぱいあるらしくて、
サンゴ研究は進展する余地が沢山あるみたい。

古いサンゴの上に新しいサンゴが成長しています

古い死んだサンゴの上に、新しいサンゴが成長しています。
こんな状態が何層も、広範囲に続いた場所をサンゴ礁と呼ぶ。
瀬ノ浜がサンゴ礁になる時代には生きてないよ。

違う種類のサンゴが近くで成長中

今の写真の奥側には、小さなサンゴの子供「加入」が。

緑色のサンゴが増えてきた

人の目にきれいに映る緑色のサンゴも増えてきました。

恐ろしいクマノミ

帰りはリアルテラー。
クマノミに襲われながら、安全停止。
3分間耳元でガチガチやられる、すごくやだ。

ってことで、今日の活動はおしまい。
次は港でロープ清掃。の予定。

誕生日を迎えたダイバーが潜る前に記念撮影

誕生日記念ダイビング 岡山から愛媛の海へ

69歳の誕生日、みんなでお祝いダイビングです。
岡山から愛媛まで凡そ4時間半。いつも来てくれるお二人。
と、もう一組も岡山から。

みんな岡山、みんないつも来てくれる。
ありがとー。

誕生日記念のダイビングで集合写真を撮るダイバー

水中でもとるよ。
みんな仲良く、今年になってドライ初。

着方を忘れたとか。チャック硬いとか。
浮くとか。重すぎたとか。
各自色々あったね。うふふ

水中の岩でできたオーバーハング状の地形の暗がりに入り、ライトで中を照らすダイバー

横島断層ってポイントはオーバーハングになっている場所も多くて、
人が入って簡単な洞窟探検気分が味わえます。
大きな魚、スジアラ70cmとかもいることがあるので、とても楽しい。

みんなでわいわいしながら潜りました。

これは○本記念で使っているお祝いプレート(紙)。
誕生日仕様にこっそり直して持って行きます。

んで、これ。

その日に撮影した水中記念写真を、お祝いの枠に入れてプレゼント

海から帰ってきたら出来上がってる素晴らしさ。
今日撮影した集合写真を、作成してもらった枠に入れてプレゼント。

年末、年始も遊びに来てくれるとのこと。
岡山の方は場所によっては道路が凍りそう?気をつけてきて下さい。

サンゴ保全、3日目。サンゴ守るぞ

守るぞー。

サンゴ保全活動。愛媛で活躍するダイビングインストラクターが沢山集まりました。

イントラ多い。
現地集合、勝手に解散。
上がった人から、ボートで待っててねスタイル。

バディ潜水を守りましょう。

レイシガイなどのサンゴを食べる食巻貝
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

貝を沢山とりました、サンゴを食べる貝。
二本潜っておよそ600匹以上。

活動前には必ず水中で集合写真を

地味な作業だけど頑張るみんな。
浮上後にした貝の仕訳が一番しんどい。
みんな飽きてた。はっはっは

またやるよ?

巻貝を駆除するダイバーの様子

今年の成績的な話。(現時点で)

オニヒトデ 550くらい
貝 1000くらい

サンゴ被度は体感減りました。5%程減ったと思います。
ただ、統計学?って言うの?的には、10%の数字は誤差の範囲内ってことで、全体的に良い状態が保たれているってことです。

サンゴの小さい頃、加入と呼ばれるサンゴです

嬉しいのはこれ、「加入」。サンゴの子供がとても沢山生えてること。
瀬ノ浜のこの場所、大波が当たる場所なので大きくなったら壊れます。
ですが、海の状態が悪いとこの加入が出来ません。

人差し指大の大きさの加入が沢山有ります。

ね、この写真の中に、6個の加入があります。
割と広範囲でこんな状態なので、5年後位に綺麗なサンゴ群生が見れるかなー。

8年後に育ったサンゴは、波が当たってバキバキになるでしょう。
サンゴって雑草みたいなもので、私達が知らないだけで、色々な場所で同じことが起こっているそうな。

ハナヤサイサンゴが岩肌に沢山群生している瀬ノ浜の海

今年は残り6回程を予定しています。
参加できる方は是非ご参加をお願いします。

海中から見上げた水面が綺麗な、サンゴ群生豊かな岩。

サンゴ保全活動ログ カメクラ1.2

3連続、2日目はカメクラでのサンゴ保全活動。
愛媛県の南側向きの沿岸部、台風の大きな波が当たります。
サンゴがバラバラになることも多いのですが、上手く波の影になる場所、地形が理由で波のエネルギーが分散される場所など、サンゴの育成条件が揃うと、定着したサンゴが成長します。

南側の海で、そんな恵まれた場所の1つカメクラに行きました。
一昨年に台風被害が大きくて、昨年はオニヒトデが増えていたので、とても心配だった場所。

保全活動、ダイバーが水中で集まって、活動開始

作業開始、ゴー!

岩肌が見えている部分は、サンゴが生える可能性がある場所

こんな雰囲気の場所。岩が多いです。
が、これ全部、サンゴが付く可能性がある岩。

昔死んだサンゴの周りを、新しいサンゴが覆い初めています

右が昨年度に死んだサンゴ。
左のサンゴが取り込むように成長しています。
こうやって、サンゴ「礁」が出来上がる。
(ここのは礁には遠いけどね^^)

この地区で特徴的なソフトコーラル、オオトゲトサカが鮮やかな赤色を魅せてくれます

先に進むと、サンゴ群生エリアに到着です。
愛媛でもサンゴが群生しているって、意外と知られてないことらしい。

サンゴがオニヒトデに食べられた、新しい食痕

食われたぞー。
分かり易い「食痕」。

真新しいのは白、古くなると茶色。
もっと古いとコケとか他のサンゴが上に生える。
要するにこれがあると、そばにやつらがいる。

今年一番大きなオニヒトデ、体長50cm程はありました

でかい。50cmありました。
ピンセットの長さが40cm位。足りん。

この子達、一匹いると1年で10平方メートルのサンゴを食べる。
今年は600匹以上駆除しています。
600匹×10平方メートル

合計、一年で6000平方メートルのサンゴを守った?
サッカーの試合場、あれが7000平方メートル。
そりゃあサンゴも無くなるわけだ。

オニヒトデがサンゴを順番に食べていった痕。白く変色しています

まあひどい。
手前のサンゴ食べて、移動しながらどんどん食べていく。

サンゴを食べる貝もいます、これも駆除対象

サンゴを食べる貝も沢山発生している場所もある。
さっきのピンセットは、これを取る為に使います。
サンゴの間にいる子は取れないのよ。

エンタクミドリイシ、クシハダミドリイシなどのサンゴ群生が広がるポイント

台風の後で、徐々に成長しているサンゴ。
来年も大きくなると良いですね。

さあ明日もやるぞー。

オニヒトデの駆除

サンゴ保全活動 横島2号地

冬の間は保全活動が続きます、今日から3日間連続です。

1日目は横島、2日目に南側の海、3日目は瀬ノ浜を予定。
風の様子をみながら、いつも行き当たりばったりで行います。

サンゴ保全活動の為に用意された器材が沢山詰まれた船。

一応、ノルマみたいなものが存在していて、
合計10地点のサンゴ被度調査+食害生物の駆除を行います。
今年は、あと3地点の調査と、オニヒトデが気になる場所をチェックしていけばお終い。

そんな流れで、横島です。

横島のサンゴは今も綺麗です

綺麗。

まあでも奴らはいる。

オニヒトデに食べられた後は直にわかる

現場検証、犯人を追い詰める。

傍を探せば、オニヒトデがいます

この子。

この地点のみで換算すると、現時点で今年は36匹。
去年と数字は変わらないように感じますが、傍にある塩子島では500匹以上駆除しているので、爆発的に増えている今の状態はよろしくなさそう。

横島の浅い場所はとても綺麗

今日は2本とも横島周辺で駆除活動でした。
4名のダイバーで、合計14匹。
面積当たりで考えると、注意して見守らないといけないレベルのようです。

さあ、明日も頑張るぞー。