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適正ウエイト「作り方」

適性ウエイトのお話し、サイトマップ。目次ページへのリンクは記事下です。

冒頭にオープンウォーターの復習から!

オープンウォーターライセンスの講習で説明している「適正ウエイト」は

ダイビングの帰りにする、安全停止。
5mで無理なく中世浮力が取れる、最小限のウエイト量。です。

これですね。

オープンウォーターライセンスで勉強する、適正ウエイトの測り方。BCから空気を抜いて水面に浮かんだ時、目線くらいの高さに水面がきたらOKです。

やり方は

  • ①水面に浮かぶ
  • ②BCの空気を全部抜く
  • ③肺に半分くらい空気が入った状態で目線の高さに水面がくる状態が「適正」

もし3番の手順で、息を吐ききった場合は、1秒くらいしたらゆっくり体が沈み始めます。

以下はNG,ダメダメよ!

×BCの空気を抜いた瞬間に、体が沈む
 あからさまなオーバーウエイト、ウエイト量を減らします。
 (写真を撮るためなど明確な目的がある場合は、安全の範囲で調整して下さい)
×息を吐ききって沈まないけど、少し弾みをつければ潜れる状態
 軽すぎです、危ない!ウエイトを足します。
 ダイビングの終わりの頃、空気が少なくなるとタンクの重さが軽くなります。
 最初は良くても、安全停止の時に浮き気味になって危険。

作った適正ウエイト、正しい使い方の補足

ウエイト量ってすぐに変わります。前回4kgで今回も同じとは限らないのです。
適正ピッッッッッタリを狙ったらだめですよ、タンクって1本ずつ重さが違います。

同じ種類のタンクでも個体差があります。高橋が所有しているタンクは、最大で1kgも違います。

高橋のお店のタンク。同じ種類のタンクを比べて重いもので14kgちょい。軽いので13kgちょい。
その差1kgはあるのです。
レンタルスーツであれば、使用年度で浮力も変わります。

それなので、水面で適正ウエイトを測ったら、スーツの厚さ、装備、タンクの種類を書いておく。

適正なんて毎回チェックできないことが多いので、予想でウエイトを決めるのです。
重い方がましってこともあって、いつも若干のオーバーにします。
軽いと危ない、ダイビング終わりの頃に浮いちゃうから。

一般的なウエイト量の変化(スーツは新品の場合。劣化具合で違うのよ。)

ウエット5mmから6.5mm 3kgプラス
タンク 鉄からアルミ 2kgプラス

他にもBCだって結構重さが違います。
ライトもったり、なんだかんだで違います。
結局のところ、適正って言ってもギリギリを狙わない
数kgの変動は誤差として潜っている気がします。

軽いのは危ないからね!
ダイビングの終わり、タンクの空気がなくなると軽くなること。
これを覚えるようにしてください。

【適正ウエイト・3番目】は、オーバーウエイトだとどうなるって話し。こちらからどうぞ。

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オーバーウエイトで何が起こる?

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ダイビングのオーバーウエイト

オーバーウエイトはダメッて言われます。
なんとなしに危なそうな言葉ですが、何でよくないのかお話しします。

例えオーバーウエイトでも、BCへ沢山空気を入れたら中性浮力を取れます。
そのとき、いつもより空気の量が多くなるのが問題。
BCに沢山空気があると、 浮力変動が大きくなるのです。

例えばなし
10m-0mの移動で、空気の大きさは2倍。
100円が200円になるのは少し気になる程度でも、
1万円が2万円になると衝撃です。

同じ2倍、
【元が大きい】と影響も大きい。

オーバーウエイトでも中性浮力は取れるのです。でも、空気を沢山入れることになるので、水圧の変化で急激に浮力が変化します。浮力コントロールが難しくなり、よくないことが多いです。

BC、空気が沢山。膨張します。

  • 少し吸うだけで、浮きやすい【 普段よりも!】
  • 少し吐くだけで、沈みやすい【 普段よりも!】

BCの空気が多いと、浮力の変動が大きい。
簡単に、コントロールしにくいのです。

オーバーウエイトがいけない他の理由

  • 体が重い
  • 動きにくい
  • 移動に力がいる
  • 結果、エアの消費が速い
  • 潜行も危ない

とにかく、「写真のため」など明確な目的のないオーバーウエイトはろくなことが無いです。

ただし、
軽すぎよりはまし。軽すぎは安全停止が出来なくて危ない!

適正ウエイト・オーバーウエイトを理解して、安全で楽しいダイビングをしましょう。

適正ウエイトについては次で最後!

ライセンス講習で習わないことなどを紹介します。

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