DIVE LOG in AINAN」カテゴリーアーカイブ

年始のダイビング

年明けのおまじない、冬場の制作活動

さあ年が明けました、決算もあるので年始はとても忙しい。
事業組合の決算は12月末で閉めて、1月末までに税務署へ法定調書を提出。
意外と時間は短いよね、んで確定申告が2月。

んーーーーーーーー!!

年始のおまじない

今年はワンカップ大関に戻りました。去年は鹿島でフォアローゼス。
今年一年も安全に潜りましょ。

かーーーーっ

・・・  ^^

真面目にお神酒を捧げる。えらい

イサナのブログにも書いたけど、年明け早々トラブルばかり。

元旦のパンク。
その後、バッテリー上がった。
ヘッドライトバルブも寿命で交換。
沖から帰るときに、船の舵が壊れる。
光回線がカラスで断線。

今年もいい感じだね。

さて、何してるのって聞かれること多いこの時期。
暇そうな冬がとても大切なのです。
夏の準備はこの時期に。
広告とか、お土産とかホームぺージ制作や契約関係。

まずは今期に依頼された、ダイビング作業。

船の係留に使うロープは沖にコンクリートの塊を沈めて、そこから結びます。
中泊港の水深20mくらいの場所。
沢山ロープが沈んでいました。

陸上でロープの準備して、それを海底に持ってく。
シャックル(画像の鉄のやつ)はネジがついてて回せば外せるので
チェーンなどの連結にとてもよく使います。

大事なのが「回り止め」
画像真ん中・下の針金。
これしないと少しずつ回って、長年使うと抜け落ちます。

作業自体は5分くらい。簡単。
今度もう一度チェーンを延長するために潜っておしまいです。

ダイビング以外でよくやるのが工作。
瀬ノ浜のダイビング小屋とか、大体自分で作ってます。

設計図作って、工作。

瀬ノ浜の受付カウンター、できたよ!

色々散らかってるのは、次の電気工作。
ナイトダイビングのために、
船を夜間航行可能にしたくて色々作ってます。

船の夜間航行は、海上衝突予防法で色々決められてることが多いです。
ライトは独立してオンオフできるのも条件の一つ。
スイッチの作成が必要。

配線がねー。理解するまで大変だったよ?
んで問題発生。

製造工程で間違えた???
カタログ表記と違う電子部品がついてるんだよね。^^

電気が流れすぎたら電気が止まるスイッチを購入したのです。

その安全装置。
予定した電流の倍くらいで、やっと止まるようにな部品がついてる。
要するに、危ない。

さすが〇mazonの海外輸入商品。
これ、本気で船が燃えるので気を付けて下さい。

配線太くすれば火災も起きないのですが、すでに購入しまっていたので
ヒューズを付けてごまかすことに。

ヒューズ(画像、手に持った上側の菅。下はケース)って、
菅の中に入ってる芯を伝って通電してるやつ。
電気が流れすぎると切れて、物理的に電気が流れなくなる安全装置。

あとは船の工事をして検査を受ければ完成です。
検査も色々な規定があるのです。

レーダーリフレクター。(ただのアルミ板)
法定備品で必要、レーダーの電波をよく反射するようになっています。
小さな船が夜間航行しても見落とさないように。

アルミの板、3万円 ^^
〇〇工業「ソンナハナシガアルカー」で売ると売れるんじゃない?

繁忙期に向けて準備しましょ。

ジョーフィッシュ

水深18mジョーフィッシュで潜り納め

浅いでしょ、瀬ノ浜はよいポイントです。

さて年末まで潜る予定でしたが、明日は大荒れの予報。
一日前倒しで今年のダイビングを終えました。
多分ね。明日、潜るとか言わないよね?

定番のお神酒を捧げます。
来年の頭もやりますよー、これは一年のお礼です。

クイーーーーーーッ

前の日にはサンゴを守る活動へ。

船から見えてた白い箇所。
こうやってサンゴの隙間、特に裏側にオニヒトデが潜んでることが多いです。

死んだサンゴを割って、オニヒトデを引っ張りだす。
今年最後の活動でしたが、天候が穏やかな時に潜れてよかった。

日にちは偽造された日にちだよ。
本当は30日のダイビング。
せっかくだからと、気分だけ31日で潜り納めにしました。

それでは皆様、よいお年をお過ごしください。
来年もよろしくお願いします。

サンゴの白化減少

サンゴ白化後のミツハエ、ファンダイビング

2018年の豪雨災害、サンゴが白化したときの写真。
こんな状態になってから、ダイビングポイントとして全く使わなかったけど
1年以上経過して、気になったので遊びに行きました。

2018年、四国西南部の豪雨災害で白化したサンゴ
2018 去年の白化写真

去年の写真を見てると、こんなサンゴあったっけ?って思います。
さて今年は・・・

2018年の豪雨災害の影響を受けて、一斉に白化したサンゴ。一年以上たって、完全にガレキの山となりました
2019サンゴのガレキ

ガレキの山です。
すべてきれいに死んでますね。
写真の奥のほうに白くなった場所、近寄るといつものパターン。

オニヒトデがサンゴを食べる様子

ちーん。
サンゴを食べまくってますね。

トゲトサカと、クシハダミドリイシの子供が育っています

サンゴが死んだあとに、新しいサンゴが増えていたのが印象的です。
来年後半には、人の目に綺麗に映るようになりそう。
台風が来ないことを祈ります。

ナンヨウイボヤギ

所々白いサンゴがあるのが気になるけれど、深い場所もナンヨウイボヤギが増えています。
写真の枝みたいな黒っぽいやつ。サンゴです。
少し前まで「ナンヨウキサンゴ」と憶えていたのですが、
実は「キサンゴ」科の「ナンヨウイボヤギ」って種類だそうです。

黒潮の影響を受けて、透明度がとても良い海中の様子

今日も水がきれい。
水温は20.5度。快適です。

ピンボケウミウシもいました。

ちーん

二本目はコケザキで魚に囲まれて帰ってきた。
イシダイの群れがすごい。
カメとか伊勢エビとか、タテキンの幼魚もいたけど、何も写真撮ってない。

お客さんと一緒にぼーっと泳いできました。
海の中はいいね。

誕生日を迎えたダイバーが潜る前に記念撮影

誕生日記念ダイビング 岡山から愛媛の海へ

69歳の誕生日、みんなでお祝いダイビングです。
岡山から愛媛まで凡そ4時間半。いつも来てくれるお二人。
と、もう一組も岡山から。

みんな岡山、みんないつも来てくれる。
ありがとー。

誕生日記念のダイビングで集合写真を撮るダイバー

水中でもとるよ。
みんな仲良く、今年になってドライ初。

着方を忘れたとか。チャック硬いとか。
浮くとか。重すぎたとか。
各自色々あったね。うふふ

水中の岩でできたオーバーハング状の地形の暗がりに入り、ライトで中を照らすダイバー

横島断層ってポイントはオーバーハングになっている場所も多くて、
人が入って簡単な洞窟探検気分が味わえます。
大きな魚、スジアラ70cmとかもいることがあるので、とても楽しい。

みんなでわいわいしながら潜りました。

これは○本記念で使っているお祝いプレート(紙)。
誕生日仕様にこっそり直して持って行きます。

んで、これ。

その日に撮影した水中記念写真を、お祝いの枠に入れてプレゼント

海から帰ってきたら出来上がってる素晴らしさ。
今日撮影した集合写真を、作成してもらった枠に入れてプレゼント。

年末、年始も遊びに来てくれるとのこと。
岡山の方は場所によっては道路が凍りそう?気をつけてきて下さい。

リフレッシュダイビング 7年ぶりに水中へ入るダイバー

リフレッシュダイビング 7年ぶりに水中へ

今年はリフレッシュダイビングも多くやってます。
20年ぶりだったり、子育て終わって戻ってきてくれたり、先日もまた1人戻ってきてくれました。
前にファンダイビングで試した時に、怖さがあったのでその日は止めておいて改めてリフレッシュダイビングを申込みして下さったお客様。無事に15mまで潜れて何より。

来年シーズン少し前にもう一日練習してから、ファンダイビングに復帰するとの本人からのお言葉、なんとも心強い。来年もよろしくお願いします。

ダイビングをしたいけど全部忘れた!とか、不安がある場合にはいつでもお声がけ下さい。
他のご予約の都合もありますが、どうにかします。ふふふ

弓立ビーチは砂利浜が長い距離続いていて、初心者でもダイビングをし易いポイントなので、リフレッシュダイビングにとても便利
弓立(ゆだち)ビーチは北西の風が吹いてもベタ凪ぎ

さあ、リフレッシュダイビングについて。
不安の解消には、何が不安なのか明確にすることが重要で、事前にそこをはっきりしないと上手くいかないことが多くなります。精神的なことなのか、技術的なことなのか、色々と問題が重なることが多い。だから海に入る前、学科講習中の会話がとても重要。学科の復習をしながら、この方は何を覚えていてとか、話しに出てきた内容から不安要素を推測。 どんな不安があるのか細分化して、それに応じたメニューを組み上げて海に入ります。

器材を使用して水中へ入る漠然とした不安には、色々な解消方法がありますが、原始的な恐怖は人間大なり小なり持っているもので、水自体が怖くなってしまうと解消がとても難しい(時間が沢山必要)。 水自体は怖くなかったみたいで安心しました。

リフレッシュダイビング中、浅い水深で水になれてカメラにピースサインするダイバー
いえーい

今回は学科時点でレギュレーターの仕組みとか、耳抜きの仕組み、困ったときの対処や、ストレスを感じた時の精神的な防御方法を身につけてもらった後で、スノーケルから開始しました。意外とスノーケルを真面目に教わった人が少ない。体の使い方を知らないので手が動く。手を使うと無駄な動きが多くなるので息が切れてパニック呼吸気味になるのね。「止まる」って本当に重要なこと。なのでここはしっかり教えてます。

スノーケル後、フィンなしで顔をつけてレギュで呼吸。慣れたらマスク外してレギュで呼吸。
ここまで来ると、みんなすぐに潜れる。順番は大事よね。特に重要なのは前の段階、学科時点で疑問点や不安なことを話し合っておくことです。

浜辺で水中へ入る準備を整えるダイバー。満ち潮を失念していて防水バックが流されそうになりました
これだけ海岸線と距離をとっても、大潮ではすぐに水浸し。気をつけてね!

一本目で大丈夫そうなので、お昼ご飯をはさんで二本目へ。
昔やったことは体の中で覚えているものですね。
この後、写真のテトラの脇においてある袋が・・・^^

満ち潮の悲劇。

大きなヒラメ。手のひらをはるかに越える大きさ
ヒラメ

水深12m付近の砂地には大きなヒラメがいました。
ヒラメって近寄っても逃げないので面白い。

リフレッシュダイビングの終盤、水中に慣れてきたダイバー。昔の技術も思い出してきて、中性浮力を取りながら楽に泳いでいます
砂地に沈んだ小型ボートには魚が集まります

しっかり中性浮力も取れて、安全に浮上。
本人いわく相当不安に思っていたとこのことでしたが、無事に復帰できて良かった。

リフレッシュダイビングをしたい時には、いつでもご相談ください。

小さなアオリイカが近寄ってきた瞬間に撮影

ナイトダイビング。セミホウボウ25cm!

ナイトダイビング、 色々楽しい 。
忙しくない時期は夜も潜れるのが良いことよね。
講習も全て終って、徐々に予約も落着いてきました。

それにしてもイカ、綺麗。
ピントがいまいち合ってないのと、偉大なるカメラで撮影したのが残念。
TG-Trackerは、スチール写真がとっても弱い。

ただ、動画はとっても綺麗だよ。もう売ってないけどお勧め。
小さい、軽い、ハウジング要らない。すごい。

器材はあわせて20組以上、沢山のダイバーがナイトダイビングで集まりました
ナイト前の準備、器材が沢山

器材が沢山、この日は全員で20人近くのダイバー。

ナイトダイビングのために照明が付く瀬ノ浜のダイビング小屋
瀬ノ浜スロープ

先行チームはライトトラップを設置する前にどぼーん。
いつものスロープからエントリー。

アオリイカの子供も、昼間と違って近寄っても逃げません
あおりイカ

中性浮力を取ったビニール袋にイカ発見。
やなぎもお化け。
真暗なところに、中に浮いてる物体が急に現れるとびっくりするよ?

いつも通り、イセエビとか色々いましたが問題のこの子。

砂地に漂うセミホウボウ、大きさが大きく、25cm以上の固体を発見
セミホウボウ発見

わかり難いけど、25cmはあるセミホウボウ。
でかい。

セミホウボウは羽を広げると青いラインが見えて綺麗です
綺麗だよ

帰りにライトトラップイベントをやってるとこにお邪魔して帰る。

ライトトラップに群がる魚を撮影しに、ダイバーが集まる
ライトトラップに集まるダイバー

動画は今年5月の映像を編集したもの。
ライトトラップに引っかかった小さな生物を写真で撮影するのです。

少しずつナイトダイビングを増やしていければよいなと考えてます。
繁忙期外した6~7月前半と10月~ってイメージね。
タイミングが合ったらいつでも遊びに来て下さいな。

ニセゴイシウツボの謎

ニセゴイシウツボを発見。
北西の風が徐々に強くなるこの頃、風避けが出来るポイント弓立を使うことも多くなります。

カキの養殖跡が海底に沈むポイント
今も残る真珠養殖あと

放置した養殖のブイにカキが付着して、重さで自然に沈む。
魚達の隠れ家になっていて、色々な魚が集まります。
透明度が良くて、水温は25度。10月後半で何かがおかしくなってます。

ニセゴイシウツボを発見、殆ど岩に隠れてしまい、顔の先だけが見える
まんなかに なにかがいるぞ!

さあ、例のごとく何が何だか分からん写真。
真ん中になんかいるでしょ?あれがニセゴイシウツボ。
姿&形はネットでみよう。

さあ、全ネット知識を大公開。
ゴイシウツボってウツボはいないそうで。

昔、ゴイシウツボって言われてた固体がいた。
実はニセゴイシウツボの大人と判明。
ゴイシウツボの名前が先にあったが、正式に「学名」登録したのはニセゴイシが先だった。
「学名」の順番を有線させるため、元祖ゴイシウツボは消え去る。
ニセゴイシウツボだけ残った。

ってのが大筋「らしい」です。

へー。

大荒れの瀬ノ浜、風が弱くなったタイミングを見計らってダイビング
荒れもおさまった瀬ノ浜

まあ行けるでしょってことで、二本目は瀬ノ浜。

ヤマトカマスの群れが迎えてくれます
トビカマス

カマスが飛んでくぞ、ぶーん。

ただのカマス。
正式名称はヤマトカマス。よく似たアカカマスの方がうまい。
煮る訳ではない。

うまい。
・・・ 干せば両方 うまい。

瀬ノ浜桟橋下には魚が集まる。イサキの子供が群れていて、それの写真を撮るダイバー
イサキの子供

岡山のお2人、ウエットシーズン最後に遊びに来てくれました。
最後は竹田じいさま達と横島へいけたらしい。よかった。
また来年もよろしくお願いします。

Night Diving!! アドバンスド講習in瀬ノ浜

透明度の良いナイトダイビング、アドバンスドオープンウォーターの講習。
海が荒れることが多かったので、直前に「今日!」と連絡してささっと潜る。
予定ダイブタイム30-40と入念なブリーフィング、1時間近く遊ぶ。

イエス・セーフティ。

瀬ノ浜ビーチは深くないし、何かあったらすぐ戻れるしでボーっとしてると時間が過ぎるのが早いの。黒潮?の影響か、10月後半に水温25度もあって透明度が良かったのもあって、長く遊んできました。

ナイトダイビングをする前に、器材のチェックや、やらないといけないことなどの確認を含めたブリーフィングをしている様子
ディーン

写真の男のあだ名はディーン。
色々な場所ででてくるディーン。
名前の由来はけっして聞けない。

昼間は見ないクサフグの群れ。凡そ100匹を越える群れを作っていました
く~さ~ふ~ぐ~

このクサフグ怖くない?
ホラー映画を作ろう、闇のクサフグ。

普段は見ないクサフグが100匹以上集まっていました。
昼間はどこで寝てるんだろ。

タイ類も活発にえさを探しているようでした
たいたいたいたいたいたい

マダイ?チダイ?も沢山です。
背びれの形で判断するんだっけか、忘れました。
体の斑点がきらきら光るのでとても綺麗です。

砂地をライトで照らしながら探索するアドバンスドの受講生
暗闇で何かを探すディーン

電気を照らしてないところは闇の中。
冒険感を沢山味わえるのもナイトダイビングのいいところよね。
昼間は奥に隠れている魚が出てきたり、夜間は魚の行動が変わるのも面白い。
アドバンスドの講習はナイト選択した方がいいよー。

ナイトダイビングでは、甲殻類なども活発に行動するため、穴の中に隠れているイセエビを発見する確立も多くなります
イセエビ発見

甲殻類もよくよく出てきます。まだ小さいイセエビが沢山いました。

ナイトダイビングでは、普段隠れているウツボが砂地を移動している様子がみれます
うつぼも夜はうろうろしてます

ウツボは昼の間、穴の中にいることが多い。
夜の砂地ではうろうろしてることも多くて、近くに急に現れることもあります。
闇のウツボ。

これで、無事にアドバンスド講習が終りました。
高橋が開催するアドバンスドコースは殆ど決まってます。
ディープダイビング、ボートダイビング、ナイト、パーフェクトボイヤンシー、ナビゲーション。

パーフェクトボイヤンシーとナイトは選択式で、他のスペシャルティに変更できますが、これが一番面白いと思うの。他は必須スキルだと思うので、必須ってことでお願いしてます。
みんな、ナイトやろう。面白いよ。