AA(アドバンスド・アドベンチュアラー)講習。
PADIで言うところのAOW(アドバンスドオープンウォーター)と同じです。
ディープ・ボートが終っていて、今日はパーフェクトボイヤンシー(PB)とナビゲーション。
教える時に重要視してるのはナビです。
実際に、セルフダイビングをやるときの事を想定して
事前のポイント説明後に、
講習生にダイビング計画を立ててもらって、水中では講習生に案内してもらう。
基本的に私はついていくだけ。困ったりしたら助ける人。
水深とNDL、残圧の管理や、環境条件(流れなど)に応じて
引き返すポイントを変えたりしながら、
目標の地点に到達して元の位置に戻ってくる。
これって、慣れるまで大変です。
それでもセルフは面白い、是非やってもらいたい。
ということで、ナビゲーションのスペシャルティは特に力を入れてます。
一本目はPBね。
1kgを色々な場所にひっかけて、ホバリング。
中性浮力の仕組みが理解できてると、簡単。
重要なのは正しい知識を頭で理解しておくこと。
適正ウエイトって何?と聞かれて答えられるように!
分からんかったらここみてね。
仰向け姿勢、ダイコンだけ見てホバリング。
水中でプラスチックフィンからゴムフィンに変えたため、重心が変わって大変だったみたいです。(足側が重くなって沈みます)
二本目は、ナビゲーション。
気がついたんだ。
ナビゲーションのスペシャルティ途中って、全く写真を撮らないよね。
台風後ですっっっっっごく水が濁ってたのも写真撮らなかった理由。
透明度悪い方がナビの練習になったと思いたい。
水深24mで水が茶色になったのはびびったよ。
こりゃダメだと思いながら、最終目的地・水深24mアカオビハナダイのコロニーを見つけてもらえたときの喜び。
24mで残圧100、水深とNDLを確認しながら、残圧も管理して帰りのコースを選択。13mに戻った時には残圧90。
さて問題です。
ここは丁度、折り返しポイント。
残圧200で初めて、今90。
折り返し到達までに110使用、残り90で帰る。
単純に考えたらエアー足りないよね。帰れません。終了。
ちーん。
ということで、浅い場所を移動することを選択してもらいました。
水深7m程で移動すれば(浅いほどエアー消費が遅い)足りるよねってことで、7mを移動。上の写真はその時の写真ですが、ダイコン見ながら手にはコンパスと残圧計を抱えて、慌しく泳いでます。初めてのセルフで、ナビしながらいろんな管理して24mまで行くって割とデンジャラスなのです。
…私が隣にいるので平気ですがリスクは有りますよね。
そんなことも知ってもらえると良いなと思って、出来る限りを体験してもらうのがナビゲーションのスペシャルティ。
自分で色々やれるって本当に楽しいよ。
自信もつくし、出来ればこんなことを沢山の人にやってもらいたいよね。
ということで今日はお終い!
そういえば、ページ一番上の写真は不思議な虫と大事なロープ。
水中にずっと浮きながらウネウネしてた虫の横に、探していたロープが落ちていました。
船の係留に使っていたのですが、台風後に消滅。
見つかってよかった。
ロープについてた金具、1個2500円。ひえー