Off Season Part.2 サンゴ保全活動

真夏の最高水温を耐えて、台風時期を過ぎた後にサンゴ調査活動。
減った増えたをカウントするのには毎年同じ時期に調査しないと意味がないので、前からサンゴ保全・調査の活動はこの時期と決めています。

サンゴ保全活動の前には必ず集合写真を撮影します。ダイビング活動前に、船の上で一か所に集まって、この日の日付と活動場所が書かれたプラスティックボードを持ちながらみんなで撮影。

若干、むさくるしい。気にしない。
活動の証拠写真を撮るためには、オッサン達が集まる必要がある。
昨年愛大生の女の子が大阪へ就職してしまったのが悔やまれる。

重松よ帰ってこい。

この日に使用した道具も全て撮影して記録に残しておきます。100mを計測するためのメジャーや、濡れても平気な紙に書かれた海底の地図やハサミ、オノなどを一か所にまとめておきます。

さて、使用した機材もしっかりと撮影しておきます。
海中に100mラインを引っ張って、50cm毎に底質を記録したり、
サンゴの下に隠れてるオニヒトデはハサミで引っ張る。

オノはメンバー内の喧嘩に。

海中で撮影した、岩が全てサンゴに覆われている場所。サンゴの上にはとても大きなどくどくしい色をしたオニヒトデが堂々とサンゴの上に載って捕食している最中でした。

オニヒトデってこんな感じで乗ってることも多いのですが、
これを倒すのに色々なアイテムを試しています。どれもいまいち。

自重があって、ハンドリングの良い物。
それがオノでした。
オーノー。

あー、すごく面白い。

倉庫に眠っていたドライスーツを着用した次の日の活動前にも、その日に参加した活動員全員で撮影を行って記録に残しておきます。

1日目の5mmウエットはペラペラで保温0。
2日目にこれはいかんと倉庫のドライスーツ引っぱり出して、
無理やり着用してみました。

これもいかん。

入った瞬間浸水だらけ。
バルブかな?左肩付近の水没。

頭にきたので、船の上で分解清掃。
胸のバルブも怪しい、応急で分解清掃。
ニコッ

2本目で無事に伏線回収、全てビショビショ。
工具もないところで、余計なことはするもんじゃない。
このドライは二度と着ない。

岩の上には死んでしまったサンゴが見えていますが、その上に新しいサンゴが成長していました。とても生き生きとしています。

今年の台風でサンゴが減った(というより、岩から剥がれた)部分が目立ちました。
が、その上には新しいサンゴが成長しています。
海の状態が良いので再生が速いのでしょう。

これも小さなサンゴ礁。
死んだサンゴの上に、サンゴが幾層にも積み重なった地形のことをサンゴ礁と言います。

右往左往しないで、長い目線を持って観察たいと思います。

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