旅客船の定期検査がありました。
年に2回、備え付けの設備に異常がないか、法定書類に不備がないかなどの点検があります。
海自事務所、海保の皆さんが集まる日です。
そんな中、いつも船を停泊する桟橋を歩いていると奴がいた。
一瞬で片づけに行きます。
最近、ホームビーチである瀬ノ浜にサンゴが増え始めています。
「加入」ってサンゴの子供が沢山。
そして沢山食われてました。ゆるさんぞ。
オニヒトデが移動したであろう「跡」が一直線に並んでた。
この食べられたサンゴ、水深5mから徐々に浅い場所へ続いていました。
自然の摂理なんだろうけどね。ちょいと困るよね。
水もきれいで透明度は20mくらい。
さて、今日の本題。
クラゲとイソギンチャクとサンゴ。
違いは?
色、形、大きさ。
どれも違うけど、実は中身がとっても似てる。
水中に浮かべばクラゲ、水底で生活するとイソギンチャクとかサンゴって呼ぶ。
子供はイソギンチャクで (に似た) 、クラゲになるやつもいるんだぞ。
さてサンゴはイソギンチャクと何が違うのっていうのが、
体内に骨を作るものをサンゴって呼ぶ。
骨格、骨片とか言います。
骨格を作るものが、硬いサンゴ。ハードコーラル。
骨片しか作らないものが、柔らかいサンゴ。ソフトコーラル。
図鑑を見るとき、分類を考えると面白いです。
刺胞動物門、花虫綱、六放サンゴ亜綱、イソギンチャク目 の~~~~。
イソギンチャクって六放サンゴ亜綱に分類されてる。
ほとんどサンゴじゃん?
分類学、界・門・網・目・科・属の種「~~」と分けていく。
昔は特定種・特定地区など、特定の範囲内で分類することが多かったものが
(情報拡散・共有が現在のように簡単ではなかったから?)
現在になって進化の過程も一緒に考えるようになって、
道筋がわかるように系統樹を作るらしい。
魚だと属ってあまり見ない気がする。
図鑑も属を飛ばしてスズメダイ科、ソラスズメダイ(種)。
一般生活と分類学で差があるところがわかりづらい。
普段、自分の判断に色・形は重要な要素だけど、分類上は些細な違い。
もっと違う部分を見るのよね。
(サンゴとかイソギンチャクでいえば、ポリプの形が六角形と八角形とか
そんなの見てれるかーってので大きく分ける。)
最近になって実はこれが違ったとか、いっぱいあるらしくて、
サンゴ研究は進展する余地が沢山あるみたい。
古い死んだサンゴの上に、新しいサンゴが成長しています。
こんな状態が何層も、広範囲に続いた場所をサンゴ礁と呼ぶ。
瀬ノ浜がサンゴ礁になる時代には生きてないよ。
今の写真の奥側には、小さなサンゴの子供「加入」が。
人の目にきれいに映る緑色のサンゴも増えてきました。
帰りはリアルテラー。
クマノミに襲われながら、安全停止。
3分間耳元でガチガチやられる、すごくやだ。
ってことで、今日の活動はおしまい。
次は港でロープ清掃。の予定。