限定水域前の知識のまとめ - 知識No.7

始めに、必ずお読みください。
守らないといけない、4つのルールがあります。
浮力、物が浮く力と、水中ではウエットスーツの浮力が増減することについて
ダイビングでBCDを使う理由。
BCDの正しい扱い方。
今までの復習
ダイビングでは急浮上はしてはいけない理由で減圧症から身をまもる
限定水域前、最低限の知識のまとめ
耳抜きについて

7.限定水域前の知識、まとめ

ダイビングでは「呼吸を止めない」「浮上のルール」を守れなかった場合に、体に重篤な症状を残す可能性があります。 「耳抜き」「止まる」これらも事故を起こさない為には必須の技術です。

【呼吸を止めない・浮上ルール・止まる・耳抜き】

今までの復習、4つのルール。

呼吸を止めない、浮上のルールは既にお話ししました。

止まるについては、

海に入って最初のスノーケル練習で。

体の動きを意識的に止める訓練をすると、

何かあってもパニックになりにくいのでお教えしています。

「耳抜き」に入る前に、今までのまとめ!

やった事の復習です。

同じ物、何度も見ると勝手に覚えられます。

浮力の変化、BCDで中性浮力

ダイビングの潜行と浮上。基本は中性注力を維持。そのためには水深の変化に応じて、BCへ空気を入れたり、抜いたりする必要が有ります。深くなったら空気を入れ、浅くなったら空気を抜いて下さい。常に自分で浮力のコントロールをすることで、いつでも中性浮力「吸ったら浮く、吐いたら沈む」状態を維持することができます。

どの水深でも中性浮力

吸ったら浮く、吐いたら沈む。

風船を水に沈めると、徐々に小さくなります。

浮かない。ウエットも同じです。

潜ると吸っても浮かなくなる。

BCDに空気を入れて下さい。

浮上してくると、浮きすぎる。

BCDの空気を抜きましょう。

浮力の変化、BCDで中性浮力

ダイビングの浮上について大事なルールをまとめます。浮上の速度は1分間に9m以内です。自分が吐いた小さな泡を見てそれを追い越さないこと。浮上速度が速すぎると思った時は、必要に応じてBCから空気を抜いて下さい。最大水深が5mの限定水域では、他のNDLや安全停止については気にしないでも大丈夫です。

〇速度、泡をぬかさない。

〇NDL、その水深で窒素が溜まりすぎる時間。

これを守って、浮上速度も守るのです。

〇安全停止、窒素を抜く時間を作る。

深い場所から戻ったら、一度5mで呼吸。

窒素を抜く時間を作ってから、上がるとセーフティ。

浮いた時の対処

急浮上を防ぐことは、肺の渦膨張傷害や、減圧症を予防することにもつながります。ダイビング最中、浮いたと思ったら息を吐いてください。最初にすることは、息を吐くこと。とても大事なことです。息を吐いて、体を起こして、空気を抜く。この一連の動作を1セットとして覚えて下さい。

浮いたら「吐く、起こす、抜く」

もう一度読んでみて、どうして?の部分を、

頭の中に出てくるようにして下さい。

出てきたポイントを並べてみました。

もう一度読んでみて、どうして?の部分を、

頭の中に出てくるようにして下さい。

ダイビング中は呼吸を止めない。肺のか膨張障害を守る為です。 地上で膨らませた風船は深く潜ると小さく、浅くなると大きくなります。水圧の増減が原因です。 深く潜ると、ウエットスーツは浮かなくなります。これも水圧が原因で、ウエットスーツの生地に含まれた気泡が小さくなるからです。 深く潜ると、水圧の影響を受けスーツが浮かなくなるため、BCDへ空気を入れて失った浮力を補って下さい。これをやらないと、常にバタ足で水面方向へ向けて泳ぐことになり、とても大変なダイビングになります。 ダイビングの基本、中性浮力「吸ったら浮く、吐いたら沈む。」状態であれば、呼吸の仕方で自分が泳ぐ水深をコントロールすることができます。 浮上最中、ウエットスーツが失った浮力が戻り、BCDに入れた空気は膨張する為、空気を抜いて浮上速度をコントロールする必要があります。 浮上の速度は1分間に9m以内を守ります。自分が吐いた泡を追い越さないように、目印にすると分かりやすいと思います。 減圧症から身を守ると同時に、ダイビング中は常に呼吸を続けることも意識するようにして下さい。

次で最後、耳抜きについて。

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