目次 このページは「4.bcd-2」

4.BCD-2

BCは、肩で背負えるようになっていて、

ダイビングで使うタンクは背中側に装着します。

セッティングについての詳細は海に入る前に説明します。

BCD/BC ダイビングで使う器材。浮力の調整を行う道具です。
部品の名前、インフレーターホース。赤いボタンを押すと「空気を入れる」、白いほうは「空気を抜く」

ここではBCの扱い方をお話しします。

重要なのは、インフレーターホース。

BCについている「じゃばらのホース」です。

赤いボタンを押せば

タンクからインフレーターホースを通じて

BCに自動で空気が入ります。

白いボタンを押せば

BCの空気が抜ける仕組みです。

赤いボタンはどんな姿勢でも、押せば空気が入ります。

白いボタンは、意識しないと「押しただけでは空気が抜けません」。

この先何度も話しますが空気を「抜くとき」は、

インフレーターホースは高く持ち上げて

「空気の通り道をつくる」ことを意識。

BCのインフレーターホースは高く持ち上げて空気を抜いて下さい。赤いボタン「空気を入れる」のはどんな体勢でも大丈夫ですが、空気を抜くときだけは、体を起こさないと抜くことができません。

空気の通り道ができていないと、

なかなか空気が抜けないことがあります。  

空気を抜きたいと思ったら「持ち上げて、空気を抜く」。

ダイビング中に空気が抜けないときのパターンを紹介します。

BCの空気が抜けないパターンを紹介します。図のようにホースを曲げてしまうと水溜りが出てしまい、そこから先には空気が抜けません。

左のパターン。

ホースを曲がって、中に水が。空気が止まります。

空気の流れる道を意識して、

インフレーターホース「全体」を持ち上げて下さい。

(今はお話だけ。海に入る前にはお見せします。)

右のパターンは持ち上げてますが、体が寝ています。

慣れればこの体勢でも空気を抜けますが、

はじめは基本、

体を起こしてインフレーターホースを持ち上げると、覚えて下さい。

以上を踏まえて

自分の体が浮いたなーっと思ったら、空気を抜くやり方。

体が浮いたと思ったら

【息を吐いて 体を起こして 空気を抜く】

浮いたと思った時は、必ず最初に息を吐いてください。息を吐いて、体を起こす、そして空気を抜く。このパターンを覚えるようにしましょう。

「体が浮く」と思ったら空気を抜きます。

でもその前に「息を吐いて」下さい。

浮いたら息を吐く、肺を小さくするとブレーキがかかります。

そのまま浮き上がる可能性が低くなるのです。

急浮上を防ぐことができるので、減圧症の予防になります。

(あとでしっかり説明します)

それと同時に

息を吐くと、急浮上時に起こりやすい

肺の過膨張障害の可能性が少なくなります。

膨らみすぎた風船も、すぐに空気を抜けば割れないのです。

浮いた!と思ったら、最初に吐くことです。

順を追って説明しながら、あと5.6回は繰り返し同じことを言います。

今はそんなものかと聞いておいて下さい。

ポイント6、浮いたと思ったら「息を吐く、体を起こす、空気を抜く」何回も言いますので、徐々に覚えていきましょう。
BCを使って浮力をコントロールします。

深い場所で中性浮力が取れている。

「吸ったら浮く、吐いたら沈む」の状態のとき

浅い場所に戻ると、体が浮き気味になります。

ウエットスーツの浮力が増える(元に戻る)からです。

体が浮いたら「息を吐く、体を起こして、空気を抜く」

BCに入れた空気を抜いたら、浅い場所へ戻っても

中性浮力「吸ったら浮く、吐いたら沈む」の状態に。

深い場所でBCに入れた空気も、浮上の際に膨張します。

体が浮き気味になる理由はスーツだけが原因ではないのです。

浮上の際、浮力コントロールを自分で行います。

無視すると、さーっと水面まで上がってしまいます。

(…必要に応じてBCから空気抜くだけです^^)

「4つのルール」の1つ「浮上のルール」は

減圧症を防ぐ為に、とても重要なことです。

(…減圧症はもう少し後で!)

ルールは細かく分ければいくつかあるのですが、

今は【速度】に注目して下さい。

【浮上速度は9m/1分】

最大でも1分間に9mの速度以下で浮上して下さい。ってルールです。

ポイント7、ダイビングのルール。浮上速度は1分間に9m以内に押さえましょう。わかりにくいときは、自分が吐いた泡を見て、一番小さな泡を追い越さないこと。徐々に浮力が強くなるので、必要に応じて空気を抜いて下さい。
ダイビングの浮上速度は必ず守る!1分間に9m以内です。何度も言います。

最大でも1分間に9m。

正直、それがどのくらいかを測るのは難しいです。

そこで、自分が吐いた「一番小さな泡」を見て、追い越さない。

ゆっくりとしたスピードを維持して浮上します。

浮上最中、スピードが上がって

小さな泡を追い越しそうになりますが、

必要に応じて空気を抜いて、浮力をコントロール。

(一度に抜きすぎると体が沈んで泳ぐの大変です)

そして重要なこと。

「4つのルール」の内「浮上速度」と

「呼吸を止めない」ってルールも忘れない。

普通に呼吸をしていれば問題はありませんが、

呼吸を止めて浮上すると、

肺が破裂・過膨張障害がおこる可能性があります。

浮上速度を守る「1分間に9m」小さな泡を追い越さない。

必要に応じてBCの空気を抜く。

呼吸を止めない。

浅い場所への移動・浮上に重要なことです。

ダイビングで危険なのが急浮上。浅い場所へ移動をした時に、浮力が強くなりますが、それを無視して(気がつかないで)いると、さらに浮力が強くなります。どんどん浮き上がって最後にはコントロールが聞かない状態で、海面まで浮き上がります。

急浮上は、

体が浮き気味だなと「思った時点」で対処。

対処をすればほとんど起きません。

浮いたと思ったら? 「息を吐く、体を起こして、空気を抜く」

無視をしたり、面倒くさがったり、

浮いたのに気が付かなかったりすると、

浮力が強くなって、どんどん浮上を続けます。

本当に緊急時には

下を向いて泳ぐ場合もあるかもしれませんが、

安全のため、そうなる前に空気を抜く癖をつけて下さい。

浮いたと思ったら、「息を吐いて、体を起こして、空気を抜く」
ポイント8、急浮上を防ぐと減圧症や肺の過膨張傷害の予防になります。浮上のルールはほかにもありますが、まず最初は浮上速度を意識するようにしましょう。
前に戻る
次に進む

▲上に戻る